「自宅の庭に、モンスズメバチの巣が…！どうしよう！」

そうお困りの方は、決して慌てないでください。
モンスズメバチは、攻撃性が高く、刺されると強い痛みやアナフィラキシーショックを引き起こす危険なハチです。

しかし、適切な知識と対策があれば、安全に駆除することができます。
本記事では、モンスズメバチの巣を見つけた時の対処法について詳しく紹介します。

モンスズメバチとは？

モンスズメバチを見たことがある人は多いですが、モンスズメバチのことを知っている人はあまりいません。
ここでは、モンスズメバチについて詳しく解説します。

モンスズメバチの特徴

モンスズメバチは、日本国内でも特に警戒が必要な蜂の一種です。
その名の通り、サイズが大きく、特に女王蜂は体長が5cmにもなることがあります。

その見た目の迫力だけでなく、攻撃性の高さも特徴の一つです。
モンスズメバチは、自身の巣や仲間を守るため、侵入者に対して積極的に攻撃を仕掛けます。

また、モンスズメバチは非常に優れた飛行能力を持ち、高速で長距離を移動することが可能です。

モンスズメバチの生態

モンスズメバチは、主に昆虫を食べる肉食性です。
他の蜂やカブトムシなども捕食対象とします。

巣は木の枝や地下など、さまざまな場所に作られますが、その構造は非常に複雑です。
女王蜂が春になると単独で巣作りを始め、その後、働き蜂が誕生し巣の拡大と維持を担います。

モンスズメバチ発生時期

モンスズメバチが活動を開始するのは主に春から秋にかけてで、この時期に最も注意が必要です。
特に夏から秋にかけては、彼らの活動が最も活発になり、人との遭遇機会も増えます。

そのため、この時期にアウトドア活動をする際は特に警戒し、見つけた際の対処法をあらかじめ知っておくことが重要です。

モンスズメバチの巣の特徴

モンスズメバチの巣は、人にとって脅威となっています。
これらの蜂は、見えづらい場所に巣を作る傾向があり、発見が遅れることで駆除が困難になるケースが少なくありません。

ここでは、モンスズメバチの巣について解説します。

見えづらい場所に巣を作る傾向

モンスズメバチの巣は、人の目につきにくい場所に作られます。
例えば、高い木の枝や、家の屋根裏などです。

このように巣を隠すことで、モンスズメバチは外敵から巣を守り、安全な繁殖地を確保します。
巣を見つけた場合、すぐに専門家に連絡することが最も安全な対処法ですが、その発見自体が非常に難しいのが実情です。

自力で駆除できる条件

モンスズメバチの巣を自力で駆除することは、危険です。
巣が非常に小さく、モンスズメバチの活動が確認できない場合などは、自力で対応することができます。

駆除を試みる場合は、厚手の衣服を着用し、顔や手足をしっかりと保護する必要があります。
また、市販のハチ駆除スプレーを使用する際には、製品の指示に従い、安全に注意して作業を行うことが重要です。

モンスズメバチの危険性とは？刺された時の処置も

モンスズメバチは、大きさと攻撃性から、日本の自然界における最も危険な蜂の一つとされています。
ここでは、モンスズメバチの危険性と刺された時の処置を解説します。

モンスズメバチの危険性

モンスズメバチの最大の危険性は、針が持つ強力な毒性です。
モンスズメバチに刺されると、激しい痛みを伴い、アレルギー反応を起こす人では重篤な状態に至る場合があります。

また、複数回刺されると、健康な成人であっても生命に関わる危険があります。

刺された時の応急処置

まず、刺された箇所の針が残っている場合は、慎重に取り除いてください。
しかし、針を取る際に毒袋を圧迫してしまうと、さらに毒が体内に入る可能性があります。

ピンセットよりもクレジットカードなどの硬いもので針を横に押し出すようにしましょう。
次に、冷たい水で刺された部分を洗い、清潔に保ちます。

その後、氷や冷却パックを布で包み、腫れや痛みを和らげるために当てます。
また、アナフィラキシー（重篤なアレルギー反応）の兆候がある場合、すぐに救急車を呼んでください。

息苦しさ、顔や喉の腫れや強いめまい、急激な血圧の低下などが兆候となります。

まとめ

モンスズメバチは、スズメバチと同様に危険性が高い蜂の一種です。
また、モンスズメバチの巣は人から見えにくい場所に設置するので、常に危険と隣り合わせといった状態でも不思議ではありません。

自分で駆除することも可能ですが、実際に見つけた際はプロの専門家に依頼し、安全に蜂の巣駆除をおこなってもらいましょう。