外から洗濯物を取り込んだときに、一緒に蜂も室内に入ってきた経験がある方も多いでしょう。
この記事では、蜂がつくことでの被害例や対処法から、蜂を寄せ付けない予防策まで詳しく紹介します。

蜂に刺されてしまう前に危険性を把握し、対策に役立ててください。

洗濯物に蜂がつくことでの被害例

洗濯物に蜂がつくと、さまざまな被害が引き起こされる可能性があります。
具体的な被害例を確認しておきましょう。

フンによる被害

蜂のフンが洗濯物につくと黄色や茶色のシミができます。
とくにミツバチは明るい色の場所にフンをする傾向があるため、白いシャツやタオルは被害を受けやすいです。

また、蛍光増白剤を含む洗剤を使用した洗濯物も標的となりやすいです。
蜂のフンによる被害を受けた洗濯物は、再び洗う必要があるため手間がかかります。

毒針による被害

スズメバチやアシナガバチなどの蜂は、毒針を持っているため、刺されると強烈な痛みが伴います。
体質によってはアナフィラキシーショックによってめまいやじんましん、息切れなどの症状が現れ、最悪の場合は死にいたる可能性もあります。

室内への侵入

夕方以降に洗濯物を取り込む際には特に警戒が必要です。
多くの蜂は暗闇での飛行が難しく、昼間に洗濯物に隠れていた蜂が暗くなると飛べなくなり、家の中に取り込まれることがあります。

また、ベランダの窓を開ける際にも蜂が室内に侵入することがあるため注意が必要です。

洗濯物に蜂がついている場合の対処法

洗濯物に蜂がついてしまった場合は、室内に取り込む前にハチを追い払わなければなりません。
ただし、ハチは攻撃性があるため、刺されないためにも気をつけて対処する必要があります。

具体的な対処法を確認しておきましょう。

いなくなるまで待つ

蜂を発見したら、洗濯物を取り込むのを中止し、静かにその場を離れて蜂を刺激しないように自然に去るのを待ちましょう。
いなくなったと思っても、蜂が洗濯物にまぎれている場合もあるため、洗濯物を取り込む際には十分な確認が必要です。

殺虫剤で追い払う

洗濯物をすぐに取り込みたい場合は、市販の蜂用殺虫スプレーを利用します。
ホームセンターやドラッグストアで販売されている蜂用の殺虫スプレーを準備しましょう。

使用時は蜂から安全な距離を保ち、刺されないように十分に注意してください。ただし、殺虫剤が洗濯物にかかってしまった場合は、洗い直す必要があります。

洗濯物に蜂を寄せ付けない予防策とは？

外に洗濯物を干す際には、あらかじめ対策をしておくことで蜂が近寄りにくくなります。
具体的な対策方法を把握し、予防をしましょう。

蜂が好むニオイを出さない

蜂は甘い香りを好むため、庭やベランダからの甘い香りが蜂を引き寄せます。
洗剤や柔軟剤にも甘い香りのものがあるため、洗濯には無香料のものを選ぶことが大切です。

また、ガーデニングをしている場合は、ミントやハッカなどのハーブ系の植物を育てると、蜂が近寄りにくくなります。

虫よけを設置する

洗濯物干し場の周囲に、殺虫剤や木酢液を散布しておくことで、蜂の接近を防ぐことができます。
さらに、防虫剤を含んだ虫よけネットを物干しざおなどに設置し、周囲にも防虫剤をまくことで、蜂の侵入を防ぐことも可能です。

ただし、これらの対策は効果が一定期間しか持続しないため、定期的に使用しましょう。

防虫ネットを使用する

細かい編み目のネットをベランダに取り付けることで、蜂や他の虫、鳥などの侵入を防げます。
しかし、防虫ネットを設置する際には、布団の干しにくさや景観の損なわれる可能性などのデメリットがある点も考慮しておきましょう。

まとめ

蜂が洗濯物に寄ってくるのにはさまざまな理由があります。
たとえ刺されなくても、洗濯物にフンをつけられると洗い直さなければならないため気分が悪いものです。

対策をすることで蜂が近寄るのを予防することも可能なので、外に洗濯物を干すまえにしっかりと対策をおこないましょう。