蜂は人を刺す虫で、毒もあるので駆除の際には防護服を着なければなりません。
しかし一口に防護服といっても、種類は様々です。

蜂の習性に適した防護服を着用し、安全に、適切な駆除を行いましょう。

蜂の巣駆除で使う防護服の特徴

庭や家屋のそばに蜂の巣を作られたときには、防護服を着て駆除を行います。
蜂はどんなに安全な種でも刺してくる上、危険な種では激痛とアナフィラキシーショックを発生させます。

最悪の場合、死に至るケースもあるので、たかが蜂と侮らず防護服の着用が必須です。

防護服は高密度生地を着る

蜂駆除に適した防護服には、「高密度生地」が推奨されます。
高密度生地とはその名前の通り目が詰まった生地で、蜂の毒針を通さない作りです。

防護服だけでなく、防護手袋ももちろん準備してください。
蜂や蚊は人間の体表から発せられる二酸化炭素に反応して、どこでも刺してきます。

高密度生地であれば、蜂がたかってきて刺されても貫通しません。

全身を覆えるように長靴で足元を塞ぎ、頭から爪先まで露出させないようにしましょう。
顔を刺されるとまた激痛なので、ヘルメットはシールドがついたものが理想的です。

蜂の巣駆除で使う防護服を選ぶポイント

防護服にはいろんな種類があります。
蜂の巣駆除の防護服を選ぶ際には、刺されないように、ある点に留意が必要です。

防護服の素材は高密度生地を

蜂の巣駆除の防護服には、「高密度生地」が推奨されます。

高密度生地とは、密度高く織り込まれた生地のことで、目が詰まっているものです。
これによって多少蜂が刺してきたところで、中には毒針が通らないようになります。

蜂の巣駆除用の防護服はホームセンターやネットで買い求めることができます。
毎年のように蜂が発生するところでは、必須のものです。

アシナガバチやスズメバチといった明らかに攻撃性の高い種だけでなく、どのような蜂か具体的に種類がわからない場合でも、防護服を着用することが勧められます。

黒色を避ける

攻撃性の高い蜂は、黒色を好みます。
そのため、蜂の巣駆除の防護服は、黒色を避けてください。

なるべく淡い色の帽子、手袋と長靴、薄い色の防護服を選びましょう。

臭いに気を付ける

どのような種類の蜂も、臭気に反応します。
香水や、整髪料、柔軟剤の臭いにも攻撃的になるので気を付けましょう。

人間の汗の臭いにも反応するので、簡単にお湯シャワーを浴びておきましょう。

蜂の巣駆除をおこなう準備・手順

蜂の巣を駆除する際には、駆除剤を準備し、防護服を着用します。
ただ、そのまま何も考えずに駆除剤を吹き付ければいいだけではありません。

正しい手順があるので、それを守って駆除を行いましょう。

蜂の巣は夕方に風上から駆除する

蜂をはじめとして昼行性の虫は夜目があまり効きません。
夜になるとあまり行動的でなくなり、攻撃性もひそめます。

そのため、駆除は夕方から始めるのが鉄則です。
完全な夜となるとこちらから蜂の姿を確認するのが困難なので、夕方からにしましょう。

防護服を着て駆除剤を持ったら、風上から蜂の巣にスプレーを噴射します。
風上から吹き付けることで巣の中にまで駆除剤が浸透します。

蜂が完全に息絶えたら、巣を落として片づけを行いましょう。
この際もまだ生きている蜂に刺されないよう、手袋を完全着用して慎重に行ってください。

また、蜂の巣を駆除したあとは、再発防止のための予防を行う必要があります。
駆除剤のあとに、予防スプレーを吹いておくことで再発しにくくなります。

まとめ

蜂の巣駆除の際には、必ず高密度生地の駆除剤を着て、その他手袋やヘルメットで怠りなく全身を防備しましょう。
その上で蜂が反応しやすい黒い服を避け、臭気に気を付けて駆除を行っていきます。

駆除のあとには予防スプレーを吹いておくことで再発生を防ぐことができます。