アパートに蜂の巣ができたら、誰が対処するのかわかりませんよね。
アパートに蜂の巣ができた場合は、どこにできたかが重要となります。

本記事では、アパートにできた蜂の巣駆除について詳しく紹介します。

アパートにできた蜂の巣は誰が費用負担をする？

アパートにできた蜂の巣は、巣がある場所が「共有部分なのか」「専有部分なのか」により費用負担の責任が異なります。
それぞれの場合、誰が費用を負担するのかについて確認しておきましょう。

共有部分の場合

住人が共同で使用する場所にできた蜂の巣は、入居者ではなく管理会社が責任を負い、駆除費用も管理会社が負担します。
具体的には、エレベーターや階段、外廊下、エントランス、ごみ捨て場などです。

入居者は不具合を報告する義務があるため、共有部分に蜂の巣を発見した場合には速やかに報告しましょう。

専有部分の場合

入居者個人が使用する部分にできた蜂の巣は入居者が責任を負い、駆除費用も自己負担しなければなりません。
具体的にはベランダや専有庭、窓、軒下などです。

ただし、管理会社や大家さんによって費用の一部を負担してくれる場合もあります。
専有部分であっても蜂の巣ができた場合は、管理会社や大家さんに相談し、対応方法を確認することが大切です。

アパート入居者の専有範囲に蜂の巣ができた場合の対処法

専有部分に蜂の巣ができた場合には、次のように対処しましょう。

・自分で駆除できるかどうか見極める
・自分で駆除する
・専門業者に依頼する

具体的な対処方法について解説します。

自分で駆除できるかどうか考える

専有範囲に蜂の巣を発見した際には、まず自分で駆除できるかどうかを見極めましょう。
以下の状況にあてはまる場合は、自分で駆除するのが難しいため専門業者に依頼するのがおすすめです。

・直径15cm以上の大きな蜂の巣
・スズメバチやアシナガバチなど毒性の強い蜂
・働き蜂の数が多い蜂の巣
・手が届きにくい場所にある蜂の巣

蜂の巣の駆除は、状況によって命に関わる作業になる可能性も考えられます。
上記の状況以外でも、自分で駆除できる自信がない場合は、無理をせず専門業者に依頼しましょう。

自分で駆除する

蜂の巣を駆除するには、次の道具をそろえましょう。

・防護服
・蜂専用の殺虫剤
・蜂の巣を落とすための棒
・夜間作業用の懐中電灯
・ごみ袋　など

蜂の巣を駆除する手順は次の通りです。

1.殺虫剤を蜂の巣に向かって20～30秒ほど噴射する
2.棒でつついて巣を落とす
3.巣があった場所に殺虫剤を噴射し戻りバチの対策をする
4.ごみ袋に蜂の巣を入れ、巣を処分する

蜂の巣の駆除を安全におこなうためには、蜂が休んでいる日没後の2～3時間が適切です。
駆除する際には、蜂が攻撃的になるため、黒い服を避け白い防護服を身に着けましょう。

また、蜂は甘い匂いを好むため香水や制汗剤など、匂いの強いものは避けることが大切です。

専門業者に依頼する

専門業者に依頼する際には、まず管理会社や大家さんに連絡をし、駆除を依頼する旨を伝えます。
蜂の種類や巣の大きさ、場所などを専門業者に伝え、費用の見積もりを作成してもらいましょう。

業者によりサービス内容や費用が異なるため、複数の業者から見積もりを出してもらうのがおすすめです。

蜂の巣駆除の専門業者へ依頼する際のポイント

蜂の巣駆除を請け負っている業者は数多くあるため、なかには良心的とは言えない業者も存在します。
信頼できる業者を選ぶためには、以下のポイントをおさえておくことが大切です。

・調査や見積もりが無料か……信頼できる業者は、巣の状態を調査し見積もりを無料でおこなってくれます。
・実績があるか……実績のある業者は適切な駆除方法で蜂の巣を駆除します。
・アフターフォローがあるか……駆除後に再度蜂の巣ができた場合など、問題が生じた際に迅速に対応してもらえます。

これらのポイントをしっかりと確認することで、信頼できる業者に蜂の巣駆除を依頼できます。
どの業者を選べばよいか迷ったときには、ぜひ参考にしてください。

まとめ

アパートに蜂の巣ができた場合は、速やかに管理人へ連絡することが大切です。
しかし、パーソナルペースに蜂の巣ができた場合は、自己負担になるケースがあります。

また、自分でどうしても対応できない場合は、専門の蜂の巣業者へ依頼することで作業をスムーズにおこなってくれることでしょう。