換気扇に蜂の巣ができると、日常生活が一変します。換気機能の低下や蜂の侵入による刺傷リスクが高まり、家族の安全が脅かされます。

この問題は、早期発見と迅速な対処が鍵となります。本記事では、換気扇に蜂の巣ができた際の対処法について詳しく解説します。

安心して快適な生活を守るための具体的な対策を知り、蜂の巣トラブルに備えましょう。

換気扇に蜂の巣を発見した時の対処法

換気扇に蜂の巣を見つけたら、慌てず対処することが大切です。巣が大きくなる前に、自力もしくは専門業者に依頼して取り除きましょう。

自力で駆除する

蜂の巣を駆除する際には、蜂に攻撃されるリスクがともないます。防護服やゴーグルなどを装着し、細心の注意を払って作業をおこなってください。駆除する手順は次の通りです。

1.蜂の巣に駆除スプレーを噴射する。蜂が動かなくなるまでしっかりと噴射するのがポイント
2.巣の周辺に蜂がいないか確認する
3.巣の真下で虫取りアミを構える
4.長めの棒や剪定ばさみなどを使い、アミの中に巣を削り落とす
5.蜂の巣をビニール袋に入れ、駆除スプレーを噴射する
6.ビニール袋を閉じ、さらにもう1枚のビニール袋を重ねる
7.生き残った蜂がいないか確認する

上記の手順は、換気扇のフードやカバーなど外側に作られた蜂の巣を取り除く方法です。ダクトなど換気扇の内部に蜂の巣が見つかった場合は、フードやカバーなど外側のパーツを外して作業する必要があります。外側のパーツを外せない場合は、隙間から太めの針金などを使って巣を削りとりましょう。

専門業者に依頼する

攻撃的なスズメバチや大量の蜂がいる場合、自力での駆除は高いリスクを伴います。無理せず専門業者に依頼するのがおすすめです。

専門業者の費用相場は10,000円～20,000円程度ですが、蜂の巣の大きさや種類によって価格は異なります。予算に合わせて対応してもらうためにも、事前に見積もりを出してもらったうえで業者を選びましょう。

換気扇にできた蜂の巣を自分で駆除する際の注意点

換気扇にできた蜂の巣を自分で駆除する際には、蜂に刺される危険性が高いため注意が必要です。具体的にどのような点に気をつければよいか、注意点を確認しておきましょう。

自分で駆除できるか見極める

まずは離れた場所から蜂の巣を観察し、自分で駆除できる蜂の巣かどうかを見極めることが大切です。次の特徴がある蜂の巣は自分でも駆除しやすいです。

・作り始めたばかりの巣
・活動を終えている巣
・外からみてわかりやすい場所に作られた巣

また、駆除をおこなう時期も考慮しましょう。夏から秋にかけては蜂の活動が活発になり、巣内の蜂の数も増えるため攻撃性も高まります。刺されるリスクが高まるため専門業者に相談するのがおすすめです。

戻りバチの対策も徹底する

蜂は昼間に活動的で夜には巣に戻って休む習性があります。そのため、昼間に駆除をおこなうと巣に戻って来る蜂（戻りバチ）に襲われたり、再度巣を作られる可能性が高まります。以下の方法で戻りバチへの対策もしっかりとおこないましょう。

・日没から2～3時間の間に駆除する……蜂が巣に戻っている時間帯に駆除をおこなうことで戻りバチを最小限におさえられる
・忌避剤を使用する……蜂が巣に寄りつかないようにする

駆除後、蜂に襲われるリスクを下げるためにも、戻りバチ対策もしっかりとおこないましょう。

これで大丈夫！換気扇に蜂の巣を作らせない予防策

蜂の巣を作らせないように対策することも重要です。蜂の巣は以下のような環境を好みます。

・天候の影響を受けにくい
・外敵に侵入されにくい
・エサが豊富にとれる

蜂が嫌う環境をつくることで、蜂の巣作りを防ぐことができます。

蜂が嫌がるスプレーを散布する

ハッカ油や木酢液、専用の駆除剤など、蜂が嫌がる成分のスプレーを換気扇周辺に散布すると効果的です。火を使う場所でスプレーを噴射する場合は、火災の原因になる可能性があるため、十分に注意してください。

防虫ネットで蜂の侵入を防ぐ

防虫ネットを使用することで、物理的に蜂の侵入を防げます。防虫効果のある換気扇に交換することもおすすめです。換気扇に侵入できないと、そもそも巣作りができなくなるため、効果的に対策ができます。

まとめ

換気扇に蜂の巣ができると、日常生活に大きな影響を及ぼします。蜂の巣を放置すると換気扇の機能が低下し、蜂による刺傷リスクも増大します。

早期発見と迅速な対処が重要です。専門業者に依頼するのが最も安全ですが、自分で対処する場合は適切な防護と注意深い作業が必要です。

換気扇周辺を定期的にチェックし、異変を感じたらすぐに対応しましょう。安心して快適な生活を続けるために、蜂の巣の予防と早期除去が大切です。