「今年もゴキブリを見かけたらもう遅い！」

そう、ゴキブリは春から繁殖を始め、夏にかけてその数を増やしていきます。
そして、秋から冬にかけて越冬場所を求めて家の中に侵入してくるのです。

「ゴキブリを見かけなくても、すでに家の中に潜んでいるかもしれない…」

そう考えると、ゾッとしますよね。
しかし、もう大丈夫です！

市販の駆除剤を使えば、ゴキブリを簡単に駆除することができます。
本記事では、チャバネゴキブリの駆除に効果的な市販のものを紹介します。

チャバネゴキブリの駆除におすすめの市販製品

わずか1mmの隙間からでも侵入するといわれるチャバネゴキブリは、家に現れる害虫としては最大の脅威ともいえます。
わずかな期間でも数を増やしてしまい、巣を複数作られると完全駆除が難しくなるため、なるべく早く対応しなければなりません。

この害虫は日本各地で発生例が多いため、駆除のための製品もたくさん出ています。
効果が高いといわれる駆除剤をいくつか紹介しましょう。

ゴキジェットプロ

害虫駆除のプロフェッショナルとして知られるアース社の製品です。
市販製品ではポピュラーなもので、どこの家でも1本は備えがあるかもしれません。

チャバネゴキブリの駆除に特化した製品ではありませんが、効果は非常に高いです。

ブラックキャップ

駆除と共に、ゴキブリの発生を予防するのにも効果的な商品です。

チャバネゴキブリに毒餌を食べさせて、毒を持った状態で巣に帰します。
その毒で死んだ個体を、ゴキブリの共食いする習性でさらに毒を巣に広げ、最後には根絶させる効果を持ちます。

ゴキブリワンプッシュプロ80回分

スプレータイプの駆除製品です。
見えているチャバネゴキブリの駆除もできますが、考えられるあらゆる侵入経路に吹き付けておけば、その奥にいる個体や群れにも効きます。

チャバネゴキブリはどこから侵入する？

扁平で薄い体型のチャバネゴキブリは、どのような隙間からでも侵入してきます。
わずか1mmの隙間でも入ってくることができるので、侵入経路を完全に塞ぐことは不可能に近いかもしれません。

ただし侵入経路となりやすい箇所を重点的にカバーすることで、かなり数を減らせます。

侵入経路となりやすいのは、次のような場所です。

・換気扇
・台所や洗面台や風呂の排水溝の周り
・ベランダのゴムパッキンの隙間

その他、やはり外に面した戸口の隙間からは侵入しやすいので、気をつけましょう。
特にチャバネゴキブリの活動が盛んな夏場は危険なので、注意は怠れません。

チャバネゴキブリの侵入を防ぐために予防は必要不可欠

種類を問わず、ゴキブリは「1匹いれば100匹いる」といわれるほど繁殖力が強く、生命力も高い害虫です。
チャバネゴキブリの大量発生を防ぐためには、何より侵入させないことが第一でしょう。

そのためには上に挙げたような侵入経路を塞いで、まず元を断つことです。
それでも予防は不十分なので、次のような点もおさえて100％に近い対策をとりましょう。

餌をなるものを置かない

ゴキブリは何でも食べてしまいます。
ティッシュペーパーも餌にしてしまうので、何も食べさせないということは不可能かもしれません。

しかし好んで食べるものはやはり食べかすです。
中でもタマネギや鶏卵や肉を好むので注意しましょう。

ちなみに毒餌にもタマネギの成分が使われているようです。
それほどタマネギを好むので、特にタマネギの処理には気をつけなければなりません。

巣を作る材料を与えない

ゴキブリがもっとも好むのは、暖かい場所です。
侵入した家の中でも暖かい場所を選んで巣を作ります。

中でもチャバネゴキブリの群れがつきやすいのは、ダンボールです。
ダンボールは暖かく、重ねておいていればまたいっそう暖かくなります。

不要なダンボールは家の中に置かず、すぐに処理してしまいましょう。

あらかじめベイト型駆除剤を設置しておく

予防の意味でも、「ブラックキャップ」のようなベイト型の駆除剤を置いておくことは有効です。
少し立ち寄っただけのゴキブリが簡単に食べて死んでくれるので、虫が近寄りにくくなります。

この種のベイト型の駆除剤・忌避剤の効果期間は最大1年ほどと長いものです。
ただし効果期間を過ぎると毒の効き目が薄くなり、ただの餌ともなりかねないので注意しましょう。

チャバネゴキブリは市販に売っているもので駆除できる！

家庭に出てくるチャバネゴキブリは、市販で購入できるもので駆除は可能です。
その際に、チャバネゴキブリが侵入してくる場所を特定し、屋内の侵入を防ぎましょう。

また、日頃からチャバネゴキブリが侵入しそうなものを自宅に置かずに、予防することも重要です。