冷蔵庫を開けたら、ゴキブリがひょっこり顔を出した！
そんな経験はありませんか？

ゴキブリは、食べ物や水、暖かい場所を求めて冷蔵庫に入り込むことがあります。
冷蔵庫内で繁殖されると、食中毒のリスクも高まります。

しかし、冷蔵庫はゴキブリにとって快適な場所ではありません。
ちょっとした対策で、ゴキブリの侵入を防ぐことができます。

そこで本記事では、冷蔵庫でゴキブリが身を隠す理由や寄せ付けないための対策について詳しく解説します。

ゴキブリはなぜ冷蔵庫に身を隠しているのか？

冷蔵庫の下はゴキブリが居着きやすい場所です。
食べカスが落ちていることが多く、シンクに登れば水分補給も簡単なので、この害虫の気持ちも理解できそうなものです。

しかし、比較的人間に見つかりやすいとも言える冷蔵庫の下に、なぜこうもゴキブリは身を隠すのでしょうか？
実はゴキブリが冷蔵庫の下に居着きやすいのには、大きなひとつの理由があります。

暖かくて過ごしやすい

ゴキブリは春から夏にかけて大量発生しやすい害虫です。
「暖かくなるとわいてくる」と思って対策している家庭も多いのではないでしょうか。

その「暖かい場所」がどこかといえば、民家の中では、冷蔵庫の下なのです。
冷蔵庫の下はゴキブリの住環境として好条件なので、優先してそこに巣を作ります。

冷蔵庫は作動熱のために常に暖かく、また周りに餌も水分もあるので、居着いてしまうとなかなか出ていってくれません。

冷蔵庫に身を隠しているゴキブリを放置すると？

民家に侵入するゴキブリはあらゆる場所に巣を作りますが、中でも冷蔵庫の下を好みます。
１匹いれば100匹いるともいわれるゴキブリを冷蔵庫の下で見つけてしまうと、台所に立つのも怖くてたまりません。

実際、冷蔵庫の下にいるゴキブリを放置していると、大変な目に遭います。

大量に繁殖してしまう

ゴキブリは非常に生命力と繁殖力が高い生き物です。
1匹でも放置しているとあっという間に増殖して、家の中が虫だらけになってしまいます。

中でも冷蔵庫の下は、ゴキブリの住処としては最大の好条件がそろった場所です。
餌が近くにあり、水分にも困りません。

また通年作動熱で暖かいため、冬も寒さで凍えることがなく、ほとんど夏と変わらないような捕食行動と繁殖が行えます。
巣を作られるともっとも厄介な場所とも言えるでしょう。

大量に繁殖されてしまうと、冷蔵庫の下だけでなく、家の中のあちらこちらにゴキブリが散っていきます。
そうなると全面的な駆除が難しくなります。

冷蔵庫の下にゴキブリを見つけた場合には、即座に駆除しなければなりません。
もちろん侵入前に予防することが、最上の対策です。

冷蔵庫にいるゴキブリを駆除する方法

冷蔵庫の周りでゴキブリを見つけた際には、まずその1匹の駆除を確実に行いましょう。
それから、可能であれば、冷蔵庫の下を確認して他のものがいないか確認します。

もし巣や群れが確認できたとしても、その場ですぐに殺虫剤を吹き付けてはなりません。
確かに現在市販されている殺虫剤には絶大な効き目があり、ほとんどすべてのゴキブリを始末することができます。

しかしその殺虫剤で死ななかったゴキブリがいたとすると、より危険なことになります。
ゴキブリは殺虫剤に対する免疫を身につけ、その個体から増殖した子たちもまた、殺虫剤に対する免疫をつけて生まれてきます。

つまり、単純なやり方では駆除できない、非常に生命力の強い群れを生んでしまうのです。
それが家中に散ってしまうと、いよいよ最悪の事態となってしまいます。

もし数が多い場合は、すぐに業者に依頼して、すべてのゴキブリを確実に駆除してもらいましょう。

毒餌を置いて予防しよう

冷蔵庫の下は、家に入り込んだゴキブリがもっとも居着きやすい場所です。
そのような怪しい場所には、先手を打って予防しておきたいものです。

毒餌のホウ酸団子を置いておけば、春や夏に家に入って冷蔵庫の下に隠れようとするゴキブリを高確率で駆除できます。
その死体を共食いしようとするゴキブリも毒餌の成分で死ぬので、近付きにくくなります。

あの嫌な黒い害虫の姿を見たくないならば、冷蔵庫の下や台所の回りなどの「定番の出現場所」には、徹底した対策を行っておかなければなりません。

ゴキブリは冷蔵庫に潜むことがある！

ゴキブリは冷蔵庫に身を隠すことがあります。
冷蔵庫は確認しにくい場所であるので、気づいたらゴキブリが大量発生しているといったことも。

そのようなリスクを負わないためにも、冷蔵庫下にゴキブリに対する対策をおこなうようにしましょう。