引っ越しは、新しい生活への期待とワクワク感でいっぱい。
しかし、その裏では思わぬ落とし穴が潜んでいることをご存知でしょうか？

それが、ゴキブリの侵入です！

段ボールはゴキブリにとって格好の住処。
引っ越し荷物のダンボールの中に潜んでいたゴキブリが、新居で繁殖してしまうケースは少なくありません。

そこで本記事では、引っ越しでゴキブリを持ち込まないための対策について解説します。

引っ越し時には特に注意！ゴキブリはダンボールを好む習性がある！

引っ越しをする際、ゴキブリに注意が必要です。
なぜなら、ゴキブリはダンボールを好む習性を持っているからです。

ここでは、なぜゴキブリはダンボールを好むのかについて解説します。

保温効果で暖かい

ダンボールの最大の特徴の一つは、その保温性にあります。
この点が、冷え込む季節に特に温かい場所を求めるゴキブリにとって魅力的なのです。

ゴキブリは温かい環境を好み、ダンボールのような温かみのある場所を求める傾向にあります。

隙間がある

また、ダンボールは隙間があるため、ゴキブリにとって理想的な隠れ家となります。
ダンボールの見えない小さな隙間や穴を利用することで、ゴキブリは捕食者から身を守っているのです。

ゴキブリは段ボールを食べる

さらに、ゴキブリはダンボールを食料源として利用することがあります。
ダンボールはセルロースでできており、これはゴキブリが消化できる物質です。

食料が不足している環境下では、ゴキブリはダンボールを噛み砕いて食べることで、生存のための栄養を補います。

ダンボールによってゴキブリを連れてくることも！

新居への引っ越しの際に気をつけたいのが、意図せずゴキブリを新居に連れてきてしまうリスクです。
ここでは、なぜダンボールがゴキブリを連れてきてしまうのかについて解説します。

ゴキブリは段ボールに巣を作る

ダンボールの温かみと隙間は、ゴキブリにとって理想的な巣作りの場所です。
セルロース質のダンボールは、ゴキブリが快適に過ごし、繁殖するための環境を作り出します。

また、人間の目からは見えにくいため、見つけにくいのです。

ゴキブリは段ボールに卵を植えつける

さらに、ゴキブリはダンボールに卵を産み付けることがあります。
ダンボールの隙間やフラップの下など、人目につきにくい場所を好んで選びます。

これらの卵から孵化したゴキブリは、新居で急速にその数を増やす可能性があるのです。

ゴキブリの卵の特徴

ゴキブリの卵は、非常に頑丈な卵鞘（らんしょう）に守られています。
これは、外的なダメージから卵を保護する役割を果たし、ゴキブリの卵が高い生存率を誇る理由の一つです。

卵鞘は湿度が高い環境での孵化に適しており、ダンボールの保湿性がこれを助長します。
このため、引っ越し用ダンボールを長期間そのままにしておくと、気づかないうちに新居にゴキブリが広がることになりかねません。

引っ越し時にゴキブリを出現させない予防策

ダンボールは引っ越しに欠かせないアイテムですが、ゴキブリを繁殖させないために、適切な管理と処理が必要です。
ここでは、ゴキブリの侵入と繁殖を防ぐための具体的な予防策をご紹介します。

ダンボールは長期間保管しない

ダンボールを長期間家の中に保管すると、ゴキブリが住み着いてしまいます。
引っ越し後は速やかにダンボールを解体し、リサイクルに出すか、適切に廃棄しましょう。

これにより、ゴキブリが住み着くリスクを抑えることができます。

ダンボールの再利用は極力避ける

ダンボールの再利用は環境に優しい選択ですが、ゴキブリの問題がある場合にはリスクがあります。
特に、外部から持ち込んだダンボールには注意が必要です。

可能であれば、新しいダンボールを使用しましょう。

ダンボールも湿気の多い場所に置かない

ダンボールは湿気を吸収しやすく、湿った環境はゴキブリの繁殖に適しています。
そのため、ダンボールは乾燥した場所に保管することが重要です。

特に、浴室やキッチンなどの湿度が高い場所の近くにダンボールを置くことは避けましょう。

ダンボールはできる限り地面に直置きしない

ダンボールを直接地面に置くと、ゴキブリが容易に侵入する可能性があります。
可能であれば、棚などの上にダンボールを置くことで、これらのリスクを避けることができます。

ゴキブリ対策のために引越し時の段ボールは早めに処分しよう！

ゴキブリはダンボールを好む習性があるので、引越し時などは早めに処分するようにしましょう。
長期間ダンボールを保管しないことで、ゴキブリが侵入するきっかけを与えなくなります。

新居にゴキブリが侵入しないよう、引越し時のダンボールの保管は避けるようにしましょう。