「ゴキブリ」と聞くと、真っ先に思い浮かぶのが黒いゴキブリ、クロゴキブリではないでしょうか？
不衛生なイメージが強いクロゴキブリですが、実はその生態には驚くべき秘密が隠されています。

そこで本記事では、クロゴキブリの生態について詳しく紹介します。

クロゴキブリの特徴・生態

クロゴキブリと言えば、衛生面でのリスクや不快感を与える害虫としても知られています。
クロゴキブリは世界中に広く分布しており、日本の家庭でよく見かけるのがこのクロゴキブリです。

ここでは、クロゴキブリの基本的な特徴や驚異的な繁殖力、そして私たちの住環境でどのように潜伏しているのかについて解説します。

クロゴキブリの特徴

クロゴキブリは、暗く湿った場所を好む特性を持ちます。
体長は大体2.5cmから4cmほどで、黒っぽい茶色が一般的です。

夜行性で、昼間は人目を避けるように隠れて過ごし、夜になると食べ物を求めて活動します。
また、クロゴキブリは非常に速く走ることができ、短時間で見失うことがよくあります。

クロゴキブリの繁殖力

クロゴキブリの繁殖力は非常に高いです。
一度に数十個の卵を産むことができ、卵は数週間で孵化し、新たなクロゴキブリが生まれます。

この驚異的な繁殖力によって、クロゴキブリが害虫として広く認識されているのです。

クロゴキブリの潜伏場所

クロゴキブリは、キッチンの裏側や冷蔵庫の下など、人目につきにくい狭い場所を好んで潜伏します。
これらの場所は、彼らにとって理想的な隠れ家となります。

また、高い湿度と温度が保たれる場所を好むため、浴室や洗面所周辺もよく見られる潜伏場所です。

クロゴキブリが侵入しやすい場所

多くの人がクロゴキブリと遭遇し、その後の対応に追われることになります。
ですが、侵入経路を絶つことができれば、そもそも遭遇することをなくすことが可能です。

ここでは、クロゴキブリが侵入しやすい代表的な場所を紹介します。

玄関から侵入

玄関は、人の出入りが多いためクロゴキブリにとっても侵入しやすい場所の一つです。
特に、ドアの隙間が大きい場合などは、侵入されやすいです。

ドアの下部にはブラシタイプのドアストッパーを取り付け、隙間を塞ぎましょう。

窓やベランダから侵入

窓やベランダもクロゴキブリの侵入口です。
夏場は窓を開けて換気を行うことが多くなりますが、この時に網戸の破損や隙間を見落としていると、クロゴキブリを家の中に招き入れることになります。

網戸の修理や隙間を塞ぐことで、侵入を防ぐことができます。

エアコンホースから侵入

意外と見落としがちなのが、エアコンの排水ホースや通気口からの侵入です。
これらの部分は外部と直接つながっており、クロゴキブリの侵入口となります。

特に、排水ホース周辺は湿度が高くクロゴキブリが好む環境です。
ホースの入口にはネットやフィルターを取り付けることで、侵入を防ぐことができます。

クロゴキブリが現れた時の効果的な対処法

クロゴキブリの侵入を防ぐ予防策を施しても、時には家の中に侵入してしまうことがあります。
そのような時、迅速かつ効果的に対処することが重要です。

クロゴキブリを発見した際の対処法を3つ詳しく紹介します。

殺虫剤を使用する

市販の殺虫剤は、クロゴキブリが現れた際の最も一般的な対処法の一つです。
特に、直接クロゴキブリにスプレーできるタイプは即効性があり、見つけた時にすぐに駆除することができます。

殺虫剤を使用する際は、室内の換気を良くすることや食品や調理器具が近くにないことを確認するなど、安全性に注意しましょう。

捕獲器を使用する

捕獲器は、化学薬品を使用したくない場合や、小さな子供やペットがいる家庭での使用に適しています。
捕獲器の利点は、使用後の処理が比較的簡単であることと、環境への影響が少ないことです。

ただし、大量発生している場合には、捕獲器だけでは対処が難しい場合があります。

害虫の駆除業者に依頼する

自宅でクロゴキブリの大量発生が疑われる場合には、プロの害虫駆除業者に依頼することを検討しましょう。
駆除業者は、家の構造を考慮した上で、最も効果的な駆除方法を提案してくれます。

また、再発防止のためのアドバイスも受けることができ、根本的な解決につながります。

クロゴキブリを発見したら速やかに駆除しよう！

クロゴキブリは日本でよく見かけるゴキブリの一種です。
また、さまざまな経路から侵入するので、侵入経路をあらかじめ防ぐことが大切です。