ネズミ被害は深刻です。
夜中に天井を走り回る音、かじられた家具や食材...ネズミは様々な被害をもたらします。

昔からネズミ退治には猫が効果的と言われていますが、本当に効果があるのでしょうか？
そこで本記事では、猫によるネズミ退治のメリットとデメリット、そして飼い主が知っておくべき注意点をご紹介します。

ネズミ対策に猫を飼うことがベストなのはホント？

猫は日常生活の中でもっともよく見かける動物の一種です。
公園や道路を歩いている姿を朗らかな目で眺める人も多いでしょう。

野良猫はその地域での態様によっては害獣とも呼ばれます。
しかし人間にとって身近な生き物でもあり、もちろん飼い猫として愛され、またとても「害獣」と呼ばれもするとは思えない利益をもたらすこともあります。

猫が雑食なのはよく知られていますが、ネズミを食べることはご存じでしょうか？
飼い猫もまた、家に入ってくるネズミを食べることがあります。

ネズミの獣害に悩まされているお宅にとって、猫がネズミを食べてくれることは、ひとつの駆除方法とも考えられます。
しかし当然のことながら、猫がネズミを食べるのは良いことではありません。

猫はネズミを殺して遊んでしまう

野良の状態から拾ってきた猫は雑多な環境で育ってきたことから、黴菌に免疫を持っていることがあります。
猫エイズも決して珍しい病気ではありませんが、だからといって必ずしも短命となるわけではなく、元気に育つ猫もいるようです。

しかし飼い猫はそうではありません。

ブリーダーやペットショップから貰った猫は人間の家庭で育つ限り、通常は虫や動物を殺して食べることはなく、黴菌や病原菌に対する抗体を持っていません。
しかし本能に野性は残っており、ネズミを見つけると殺して食べたり、意味もなくいたぶることがあります。

飼い主の前にわざわざ殺したネズミを持ってくることもあるようです。
これでは駆除どころではありません。

ネズミ駆除のために猫を飼うというのは、まったく意味のないことです。

注意！ネズミ駆除に猫がキケンに晒されることがある

飼い猫が本能的にネズミを殺して食べてしまうと、たいへん危険です。
ネズミは多くの病原菌を持っており、それは猫を病気にすることもあれば、ネズミを食べた猫と接することによって人にも害をもたらします。

ネズミが媒介するもっとも危険な病原菌のひとつにサルモネラ菌があります。
猫はサルモネラ菌に対する耐性を持っていません。

猫がサルモネラ菌に感染すると嘔吐や下痢を起こし、食欲を失って発熱し、唾液の分泌も悪くなることから脱水症状に陥ることもあります。
持病のある猫や、老病は、それだけで死の脅威に迫られます。

ネズミ駆除で猫に危険な目に遭わせたくない方は専門の業者へ！

いくらネズミから猫の注意を逸らそうとしても、反射的に飛びついてしまうことがあります。
そうなるとペットフードなどの家庭用の餌を食べていた猫は、必ず体調不良を起こします。

食物連鎖では捕食者として上位の存在なので、ネズミからあえて猫に近づくことはないでしょう。
しかしたとえば死んだネズミがいたとしたら、それを猫が口に運んでしまう可能性もあります。

またネズミ駆除剤を誤って猫が舐めたり食べたりすれば、それも危険です。

飼い猫がいる家庭のネズミ駆除はプロの業者へ

愛猫をネズミ駆除の味方と思ってはなりません。
むしろ、家族の一員であるからこそ、猫をネズミの獣害から守ってやる責任があります。

猫がいる家庭では一般的な駆除剤が使いにくいこともネックです。
そんなときこそ頼りになるのは、ネズミ駆除のプロ業者です。

駆除業者は猫には無害な駆除剤のレパートリーも持っており、また処分したネズミも片づけてくれます。
さらに駆除後に糞尿を始末するので、猫が誤ってその跡を舐めて健康を損ねることもありません。

ネズミ駆除業者はネズミの巣を根こそぎ始末し、さらに侵入経路を始末します。
また数年間の保証期間を設けていることもあり、ネズミがまた発生したときにも再施工して人と猫を守ってくれます。

ネズミ駆除は自宅の猫が活躍する場合もある！

自宅に潜伏しているネズミは、自宅の猫が駆除に活躍してくれる可能性があります。
しかし、ネズミに付着している菌によって猫が感染する可能性もあるので、危険をさらしたくない方にはおすすめできません。

その際は、ネズミ駆除の専門業者へ依頼することで、安全にネズミの撃退を目指すことが可能です。