ネズミは、不快な存在であるだけでなく、食中毒や病原菌の媒介など、様々な衛生上の問題を引き起こします。
ネズミ被害に悩んでいる方は、自力で駆除することも可能です。

そこで本記事では、自力でできるネズミ駆除について詳しく解説します。

ネズミ駆除は自分でも可能？

家の中に侵入したネズミは、数匹なら自分の手で駆除することもできます。
ネズミは生命力と繁殖力が高い上、群れで行動する性質があるので、早めに叩いてしまうに越したことはありません。

ネズミの駆除に古くから使われてきたのが、いわゆる「トリモチ」と呼ばれるような粘着シートです。
粘着シートを踏んでしまうとネズミはまったく動けなくなり、あとは人の手で処理するだけで済みます。

駆除した後の問題もある

もっとも粘着シートの上で足掻くネズミの姿はかなり見苦しいものがあり、人によってはそのように捕まえられたとしてもそれ以上手を下すことができないかもしれません。
ネズミ駆除の方法にはその他駆除スプレーや毒餌を用いる術もありますが、いずれにせよ死んだネズミを自分の手で処理しないといけないので、苦手な人にはほぼ不可能でしょう。

侵入したネズミの殲滅や糞尿による害を防ぐためにも業者に依頼するのが最善ではありますが、ひとまず今、獣害を出しているネズミを駆除するための方法を次項で紹介します。

簡単！ネズミ専用の粘着シートを活用するポイント

ネズミの粘着シートは強烈なもので、およそ人家に侵入するネズミのすべてを行動不能にできます。
粘着シートを踏んでしまえば、ネズミはその場から逃れることができません。

しかし一匹かかった状態だと次のネズミはかからなくなり、また同じ場所をネズミが通らないなど、複数匹いるときには駆除には時間がかかります。
またネズミがかかったときにも、絶命するまでには五日程度かかるのも嫌なところです。

粘着シートはどこに設置する？

ネズミの通り道に粘着シートを設置すれば、高確率でネズミを捕まえることができます。

では、ネズミの通り道をどのように知ればいいのでしょうか？
ネズミの通り道のヒントとなるのは、糞です。

糞または尿があれば、その近くの餌があるところまでネズミが通っていることになります。
その道に粘着シートを貼り付けると、ネズミが引っかかってくれるでしょう。

もしネズミの食害を特定できれば、食べられたものを毒餌と置き換えることで、粘着シートの上でネズミを短時間で死なせることができます。

しかし粘着シートで一度ネズミを殺してしまうとそれ以降ネズミの警戒心が極端に高くなり、シートを見切ってしまうこともあれば毒餌を見分けて食べないこともあるようです。

ネズミ駆除を業者へ依頼するとどれくらいの費用がかかる？

家屋に侵入してくるネズミは、放置しているとあらゆる害をもたらします。
糞尿の雑菌はエアロゾルといって空気中に漂い出てしまい、それを吸うだけでサルモネラ菌などに感染することもあり、大きな脅威です。

ネズミが入ってきたならば、一匹でも二匹でもすぐに業者に依頼した方がいいでしょう。
プロの駆除業者は今いるネズミを処分するだけでなく、ネズミが入ってこないように侵入経路を教えてくれたり、そこに忌避剤を撒くことで再発を防いでくれます。

ではプロの業者に依頼したときには、どれくらいの費用がかかってくるのでしょうか？

ネズミ駆除の費用相場は3万円程度

プロに依頼した場合ネズミ駆除にかかる費用は、おおまかな目安として3万円です。
施工面積により額は変動するので、3万円程度と思って問い合わせてみましょう。

60平方メートルならば3万円など広さによって見積もり例を出し、実際にその場を確かめて、たとえば一人暮らしの部屋の広さならば2万円程度まで下がることもあるようです。
ネズミの姿を自分の目で見ることなく完全駆除してもらい、その上再発生まで予防してもらえるならば、もちろんプロの業者に依頼してみる価値はあります。

ネズミ駆除は自力でも可能！

ネズミ駆除は粘着シートを活用することで、自力でも対応できます。
しかし、死骸の処理や自力で処理することで何かしらの感染症にかかるリスクは考えられます。

これらの不安を抱えている方は、ぜひネズミ駆除の専門業者へ依頼するようにしましょう。