夜中に床下から聞こえるゴソゴソ音...。
もしかして、ネズミが住み着いているのでは？

ネズミは、衛生被害や建物の損壊など、様々な問題を引き起こす厄介な存在です。
特に、床下に潜むネズミは発見が難しく、駆除も困難です。

しかし、適切な知識と対策があれば、ネズミ被害を防ぐことができます！
本記事では、床下に潜むネズミの生態、被害の種類について詳しく解説します。

自宅の床下に潜むネズミの正体とは？

多くの家庭が直面する問題のひとつに、床下に潜むネズミの存在があります。
このネズミの正体は、ドブネズミの可能性が高いです。

ここでは、床下に潜むドブネズミの特徴などについて解説します。

床下に潜むドブネズミの特徴

ドブネズミはその名の通り、主に下水道や川辺に生息し、人間の住む環境にも頻繁に出没します。
床下に潜むネズミの中でも特に見られるこの種は、体長が20cmから25cmほどで、尾は体長とほぼ同じかそれ以上の長さです。

夜行性であり、非常に警戒心が強いため、人間の目に触れることは少ないです。

ネズミが床下を好む理由とは？

ネズミが床下を好む理由はいくつかあります。
まず、床下は安全な隠れ家となり得るからです。

ドブネズミにとって、床下は外敵から身を守り、餌を探したり巣を作るには理想的な場所です。
また、床下は温度が比較的安定しており、冬は暖かく夏は涼しいので一年中快適に過ごせます。

さらに、ネズミが好む餌が手に入りやすいという点も、彼らが床下を好む大きな理由の一つです。

ドブネズミが引き起こす被害とは？

ドブネズミは、家屋に甚大な被害を与えることがあります。
その活動は主に見えない場所、特に私たちの足元である床下で行われるため、被害に気づくのは遅いです。

ここでは、ドブネズミが引き起こす主な被害について詳しく紹介します。

断熱材や床材をかじられる

ドブネズミは歯を使い、断熱材や床材など、家の構造を構成するさまざまな材料をかじります。
これらの行為は、家の保温性や静音性を低下させるだけでなく、場合によっては家の価値を下げる原因ともなるのです。

また、かじられた断熱材からの熱損失は、冷暖房費の増加に直結し、経済的な損失にも繋がります。

床下の配線をかじられる

床下の配線がドブネズミによってかじられると、非常に危険です。
この行為により、短絡や火災のリスクが高まります。

電気系統の損傷は、修理に高額な費用がかかるだけでなく、住まいの安全性にも重大な影響を及ぼします。
家族の安全を守るためにも、定期的に点検しましょう。

病気になる危険性がある

ドブネズミは様々な病原体を媒介します。
床下に潜む彼らから人間に病気が伝わることもあり、その中には深刻な健康被害を引き起こすものも含まれています。

主な健康被害は、ハンタウイルス肺症候群やレプトスピラ症などです。
これらの病気は、ネズミの排泄物や尿、唾液といった分泌物に触れることで人に感染します。

床下に潜むネズミは自然にいなくなることはある？

ネズミが家庭に侵入すると、多くの場合、迅速な対策が必要です。
しかし、稀にネズミが自然にいなくなるケースもあります。

この現象にはいくつかの原因が考えられますが、最も一般的な原因を三つ紹介します。

餌がなくなった

ネズミが自然にいなくなる主な理由の一つは、餌が無くなった場合です。
ネズミは生存のために食料を必要とします。

もし床下やその周辺に十分な食料が供給されなければ、彼らはより豊かな環境を求めて他の場所へ移動します。
家の中や周囲を清潔に保ち、食べ物の破片やゴミを放置しないようにしましょう。

天敵が現れた

ネズミの自然な消失のもう一つの理由は、天敵の出現です。
猫やヘビなど、ネズミを捕食する動物が近くにいる場合、ネズミはその場所に住み着くことはありません。

家庭においても、ペットの猫がネズミの侵入を防ぐことは珍しくありません。

住み着く前にいなくなった

時には、ネズミが床下に潜むのは一時的な探索であり、実際には住み着く前に去っていくこともあります。
例えば、床下がネズミにとって魅力的な生息地とはならなかった場合などに起こります。

まとめ

自宅の床下に住み着くネズミは、ドブネズミの可能性が高いです。
ドブネズミの生存を放置すると、自宅の家財が損傷する可能性が高まるので、早めの対処が大切になっていきます。