自宅の敷地内にいるアライグマを撃退したいと考えている方はいませんか。
アライグマを遠ざけるためには、忌避剤の利用が手軽な方法です。

この記事では、効果的な忌避剤の選び方や、アライグマを追い出した後に必要な対処法を紹介します。
忌避剤以外にもアライグマが嫌がるものにも触れているので、アライグマ対策の知識を深めるための参考にしてください。

アライグマに効果的な忌避剤は？

アライグマは賢いため、人間が生活する環境に適応する能力を持っています。
そのため、一度住み着いたら追い出すのが難しいため、頭を悩ませる方も多いです。

そこでアライグマを追い出すために用いられる手段が忌避剤の使用です。
忌避剤は、アライグマが嫌がる臭いや音を発することで、アライグマを遠ざける効果が期待できます。

市販されている忌避剤にはスプレーや粉末、液体などさまざまなタイプがあります。
なかにはアライグマを対象とした忌避剤もあり、トウガラシやワサビ、シナモンなど臭いや刺激の強い成分が含まれているのが特徴です。

一部の忌避剤は開封して設置するだけで効果を発揮するため、使い勝手のよさが魅力です。
忌避剤の価格は商品の種類や容量により異なり、一般的に1,000円から5,000円ほどで販売されています。

アライグマを忌避剤で追い出した後に取り組みたいこと

アライグマを忌避剤で追い払った後は、必ず侵入経路を封鎖することが重要です。
侵入経路は縁の下や通気口、屋根の継ぎ目、壁の隙間などさまざまな箇所があるため、注意深くチェックする必要があります。

侵入経路として疑われる場所は、パンチングメタルや金網、パテなどでしっかりとふさぎましょう。
忌避剤はアライグマを驚かせたり不快にさせたりして追い払うものであり、危害を与えるものではありません。

そのため、時間がたつとアライグマは忌避剤の臭いや音などに慣れ、再び現れる可能性があります。
アライグマは雨風をしのげて身を隠せるねぐらを簡単には諦めないため、忌避剤で追い払った後も定期的に使用する必要があります。

忌避剤以外にも！アライグマが苦手なものとは

アライグマを撃退するためには、苦手なもので対策する方法も選択肢の1つです。
忌避剤以外にもアライグマが苦手とするものを活用して、徹底的に対策をしましょう。

木酢液

木酢液は炭焼きの煙を冷やして作る液体で、特有の焦げ臭いにおいがします。
この臭いは山火事を思い出させるため、アライグマに有効です。

敷地の境界線にまくと、警戒心を引き起こし近寄りにくくなります。
ただし、効果は一時的で、液が蒸発してしまうため2、3日ごとにまき直しが必要です。
雨が降った後も定期的にまき直しましょう。

獣よけ線香

アライグマが嫌がる成分を含んだ獣よけ線香は、トウガラシなどが練り込まれています。
一部の製品では、煙が多く出るように工夫されており、屋外でも効果的です。

使用の際は臭いが強烈なため、周囲に人やペットがいないことを確認し、火災にも注意が必要です。
特に住宅が近くにある場所では、隣近所に事前に通知してトラブルを未然に防ぎましょう。

また、室内での使用を禁じている場合もあるので、事前に注意書きを確認することが重要です。

ライト

暗闇から突然ライトを点けることで、アライグマは驚き恐れて逃げることがあります。
近づくと自動的に点灯するセンサー付きのライトを選ぶと、効果を感じられるかもしれません。

確実な方法ではないですが、手元に使っていないライトがあれば試してみる価値はあります。

電気柵とネット

アライグマはネットをよじ登れるため、ネットを張っても侵入を完全には防げません。
ただし、電気柵と組み合わせることで、効果的な侵入防止効果が期待できます。

高めの電気柵を設置し、下にはネットを張ることで、アライグマがくぐり抜けられないように対策します。
また、あえてネットを登らせて電気柵で感電させることで、侵入が難しいと感じさせる効果も期待できるでしょう。

まとめ

アライグマは忌避剤で追い出すことも可能ですが、完全に防ぐためには侵入経路をしっかりとふさいで根本的に対策することが重要です。
忌避剤以外にも、アライグマが苦手とするものを活用しての対策もできるため、忌避剤と併用しながら、被害を防ぎましょう。