畑によく出現する害獣のひとつに、モグラがいます。地中を住処とする生き物なので、なかなか発見してすぐ駆除できないのが厄介です。

しかしモグラは忌避剤を撒くことで、ある程度は被害を軽減できます。モグラに悩まされている農家や畑では、忌避剤を使ってモグラを退けましょう。

なぜモグラの撃退に忌避剤が効果的なのか？

モグラは地中で暮らしている生物で、目が退化しており、反面嗅覚は発達しています。忌避剤はモグラの嗅覚に訴えて撃退を狙うものなので、非常に有効です。

一般にモグラは夜行性であり、なかなか現物を狙って仕留めるのが簡単ではありません。そのため直接的に手を下して駆除を狙うよりは、忌避剤で遠ざけるのが一番です。

モグラの嗅覚を痺れさせて撃退

モグラの忌避剤はいろいろとありますが、その多くが嗅覚を刺激するものです。モグラは土中生活により目が退化し、鼻が発達しています。

鼻が利くということは、つまり臭いに敏感ということです。モグラが嫌がる臭いを発生させれば、モグラを撃退することができます。絶命させるというよりは、どこかよそへ行かせるというイメージです。

プロおすすめ！モグラによく効く忌避剤

農家でよく使用されるのも、やはり忌避剤です。嗅覚に訴えてモグラを忌避する撃退の方法は効果的で、農作物にダメージも与えません。モグラ撃退に使われる忌避剤としては、次のようなものが代表的です。

モグレス

モグラが嫌がる臭いを発して、モグラを遠ざける忌避剤です。効果は高く、一度で3か月ほど効果が持続します。使用後に取り除く必要はないので、そのまま次のものを使いましょう。

もぐら返し

モグラの忌避剤として、もぐら返しも有名です。効いてくるまでに10日ほどの時間がかかりますが、効果は非常に高いと評判です。

モグラ塚の横に置けば、てきめんに効きます。モグラが活動を始める早春の時期から使用することが推奨されています。

モグラにげ～る

こちらは音で聴覚に訴え、モグラを撃退するアイテムです。モグラが嫌がる音と振動を地中に発生させて、モグラを寄せ付けません。

単一電池4本の使用で、3か月ほどの効果期間が持続します。長期間使うためには、電池を交換し続けていきましょう。

モグラが発生する巣穴や塚の横に置けば、よく効きます。動物や植物には無害なので、農家でも心配は要りません。

モグラを撃退する忌避剤の使い方

田園や畑やゴルフ場など、モグラはどこにでも現れる生物です。特に農作物を荒らす被害は問題で、あまり益をもたらすものとは言えません。

撃退には嗅覚に刺激を与える忌避剤が一番です。忌避剤の使い方にはコツがあるので、よく押さえて活用し、モグラを撃退しましょう。

モグラの穴の近くに置く

モグラを効果的に退けるためには、やみくもに忌避剤を使うのではなく、モグラが通るコースを調べて穴の近くに置くのが一番です。モグラが土を掘り返した後に生じるモグラ塚の近くにも設置しましょう。

時期は春から

モグラが活動的となるのは、春から初夏にかけてです。この時期から土中で動き始めるので、忌避剤を使って撃退していきましょう。

モグラは農作物があるところに近寄ってきます。通年出現しやすい場所というものがあるので、そこに予防の手を打っておくと効果的です。

嗅覚を刺激するタイプの忌避剤と共に、嫌な音を出してモグラを退ける、聴覚刺激タイプを併用するのも良いでしょう。春先から打っておくダブルの攻撃で、モグラを完全に撃退できるかもしれません。

まとめ

モグラは放っておくと農作物を荒らし、畑をダメにしてしまいます。嗅覚と聴覚が発達しているという、攻撃側からすると弱点を持つ生物でもあるので、撃退は難しいものではありません。

忌避剤を使ってモグラを遠ざけましょう。忌避剤の効果期間は限定的なので、それを過ぎたら取り換えてください。