ヘビの中でもマムシは、有毒ヘビのため危険です。咬まれると命を落とすケースすらあるので、自分からは手を出さないようにしましょう。この記事では、ヘビ・マムシ駆除において市役所が対応できる範囲、発見時の注意点と駆除業者のサービスについて説明しています。

ヘビやマムシは市役所で駆除してくれる？

ヘビやマムシは生態系をなす生物のひとつとみなされています。自然界において、それぞれの生物は互いに協力し合いながら共存しているのです。そのため、市役所では駆除に対応しておらず、駆除業者の紹介もしていないのが普通です。

マムシなどの毒ヘビの駆除も行っていない

マムシは毒を持っており、咬まれると強い痛みを伴います。焼けるような痛みと表現する人が多く、また内出血を引き起こします。

毒は細胞に影響を与えるため、壊死を招くことがあり、最悪のケースでは命を落とすことになりかねません。しかし、それでも市役所ではマムシ駆除には対応していないのが現実です。

税金で運営している自治体は、財源の範囲内でしか行政サービスを展開できません。そのため、住民の要望をすべて受け入れることができない現実があるのです。

ヘビに関する情報提供をしている市役所も

市役所の中には、マムシやヤマカガシなどの毒ヘビの情報をホームページで公開しているところもあります。ここでは、咬まれないための予防策、咬まれた場合の対処法などが紹介されています。

万が一咬まれたときは、早急に医療機関で治療を受けましょう。119番に通報して救急車を呼んでも問題ありません。

実際にヘビやマムシを発見したらどうすれば良い？

ヘビやマムシに近づくと、攻撃される可能性があります。そこで、発見しても近づかないようにしましょう。何もしなければいなくなり、人間に危害は加えません。

やってはいけないこと

子供はヘビやマムシにいたずらし、咬まれることがあります。木の棒で叩こうとしたり、捕まえようとしたりすると危険です。

襲いかかってくるときは非常に素早く動くので、避けようとしても間に合わないことがあります。たとえ無毒のヘビであっても、咬まれると感染症を発症するリスクがあるので注意が必要です。

多くのヘビは、臆病で積極的には攻撃をしてこない性質があります。ただし、追い詰めると威嚇したり攻撃してきたりするので、近づかず刺激しないことが一番の対策になります。

ヘビやマムシを寄せ付けないためには

彼らは隠れられる場所を常に探しているため、敷地の草が伸びすぎないようにしましょう。草が生い茂った藪の状態になると、ヘビやマムシを発見するのが遅れてしまいますし、いる場所にうっかり足を踏み込んでしまう可能性もあります。家に侵入させないためには、侵入口を作らないことが大前提ですから、必要とあらば埋めましょう。

ヘビやマムシ駆除は専門の業者へ依頼することがおすすめ！

市役所ではヘビやマムシ駆除を行っていないので、駆除をしたい場合は専門業者に依頼してください。小動物やスズメバチ駆除を行っている業者に相談するのがおすすめです。

作業内容は現地見積もりをし、その場で練っていく流れになります。見えるところにヘビがいる場合は、即捕獲という方法が多いです。駆除が完了したあとは、再び現れないように予防対策をしてくれます。

業者に依頼した場合の費用は

1～2万円くらいで対応してくれるところが多いです。スズメバチの巣などと比べて作業の危険度が低いことから、料金はやや安価に設定されています。料金には現地調査、出張料金などが含まれているか事前に確認しておくといいでしょう。

エサとなる動物の駆除もしてくれる

ヘビやマムシにとって居心地のよい場所は、ネズミやカエルがいる場所です。これらの小動物をよく見かける場所は、ヘビが発生しやすいと考えてください。

そのため、根本的に駆除をするのであれば、彼らのエサとなるネズミやカエルを駆除する必要があります。ヘビの駆除ができる業者は、これらの小動物の駆除にも対応しているのが普通です。

まとめ

市役所はマムシなどの有毒ヘビのほか、無毒ヘビの駆除にも対応していません。ヘビは人間が手を出さなければ、向こうから攻撃してくることはまずないからです。頻繁に発生したり、身近な空間に姿を現したりして困っているときは、専門業者に駆除してもらうのがおすすめです。