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壁紙のカビ対策と張り替え方法

壁紙に発生したカビは、見た目の問題だけでなく健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。カビを放置すると繁殖が進み、部屋全体に広がってしまうため、早めの対処が必要です。特に湿気の多い場所では、ただ壁紙を張り替えるだけでなく、下地処理と予防対策をしっかり行うことが重要です。本記事では、カビが発生した壁紙の張り替え手順、費用の目安、カビを防ぐためのポイントについて解説します。

壁紙にカビが生える原因

  • 湿気:結露や水漏れ、湿気がたまりやすい場所でカビが発生しやすくなります(特に浴室やキッチン、北側の部屋)。
  • 換気不足:空気がこもることで湿気が抜けず、カビの温床になります。
  • 家具の配置:壁と家具の間に隙間がなく、空気が滞るとカビが生えやすくなります。
  • 下地材の劣化:古い壁紙の裏側や下地にカビが根付くと、表面まで広がります。

これらの原因に応じた対策を取りながら、張り替えを進めることがカビの再発防止につながります。

カビの壁紙張り替えにかかる費用の目安

壁紙の張り替えにかかる費用は、カビの広がり具合や下地処理の有無によって異なります。

  • ビニールクロス張り替え:1,000円~1,500円/㎡
  • 防カビ・防湿機能付き壁紙:1,500円~3,000円/㎡
  • 6畳の部屋(30㎡程度):5万~12万円
  • 下地処理費(防カビ剤・パテ使用):1万~3万円

下地処理が必要な場合や、広範囲にカビが広がっていると費用が増えます。防カビ機能付き壁紙を選ぶことで、今後の予防につながります。

壁紙のカビ張り替えに必要な道具

  • カッター:古い壁紙の剥がしと新しい壁紙のカットに使用
  • ヘラ・スムーサー:シワや空気を押し出す道具
  • 防カビ剤:下地にカビが残らないよう処理するための薬剤
  • パテ:壁面の凹凸を補修するために使用
  • 壁紙用の糊(またはシールタイプの壁紙)
  • メジャー:張り替える範囲を正確に測定するため
  • マスキングテープ:周囲の保護や位置合わせに使用

壁紙カビの張り替え手順

1. 古い壁紙の剥がし作業

カビが広がった壁紙をカッターやヘラで剥がします。カビが根付いている場合、壁紙の剥がれにくい箇所があるため、剥がし用のスプレーを使用すると作業がスムーズです。

2. 下地のカビを除去

壁紙を剥がした後、下地にもカビが残っている場合があります。カビ取り用の洗剤や防カビ剤を使用してしっかり除去しましょう。布やスポンジで拭き取り、完全に乾かすことが大切です。

3. 下地処理と補修

壁面に傷や凹凸があれば、パテで補修して平らに整えます。パテが乾いた後、軽くヤスリをかけて滑らかな面を作りましょう。防カビ剤を再度塗布しておくと、予防効果が高まります。

4. 新しい壁紙をカット

壁のサイズに合わせて新しい壁紙をカットします。少し余裕を持たせておくと、後で微調整しやすくなります。

5. 壁紙の貼り付け

壁紙用の糊を塗り、上から下に向かって壁紙を貼ります(シールタイプの場合は糊が不要です)。スムーサーでシワや空気を押し出し、端までしっかり押さえます。

6. 余分な部分をカット

貼り終わった壁紙の余った部分をカッターで切り取ります。角や端の部分は定規を使いながらカットすると、きれいに仕上がります。

7. 境目の仕上げ

既存の壁紙との境目が目立たないよう、ヘラでなじませます。特に柄がある場合、位置を合わせて貼ると仕上がりが自然になります。

カビの再発を防ぐ5つのポイント

  • 換気を徹底する:定期的に窓を開けて空気を循環させることが大切です。
  • 家具を壁から少し離す:空気の流れを確保し、湿気がたまらないようにします。
  • 除湿器や換気扇を活用する:湿度が高い部屋では、除湿器や換気扇を使いましょう。
  • 防カビ機能付きの壁紙を選ぶ:特に湿気が多い場所では、防カビ・防湿機能のある壁紙を使うと効果的です。
  • 結露対策をする:窓の結露を拭き取り、窓ガラスやサッシ部分の掃除を心がけましょう。

DIYと業者依頼の違い

DIYで壁紙の張り替えを行うと、費用を抑えられるというメリットがあります。ただし、カビの範囲が広い場合や、下地処理が必要な場合は、プロに依頼するのが安心です。

DIYのメリットとデメリット

  • メリット:費用を削減でき、自分のペースで進められる
  • デメリット:作業が難しく、下地処理が不十分だと再発する可能性がある

業者依頼のメリットとデメリット

  • メリット:下地処理も含め、プロの技術で高品質な仕上がりが期待できる
  • デメリット:費用が高くなるが、見積もりを比較することで適正価格で依頼できる

まとめ

カビが発生した壁紙の張り替えでは、下地処理と防カビ対策が非常に重要です。DIYで対応できる場合もありますが、広範囲のカビや根深い問題がある場合は、業者に依頼する方が安心です。新しい壁紙には防カビ機能付きのものを選び、換気や湿気対策を徹底することで、再発を防ぎましょう。張り替え作業を適切に行い、清潔で快適な住環境を取り戻してください。

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