水没車は引き取ってもらえる？平均相場や条件など細かく解説！

 

水没した車を売ろうと考えていても、思うような金額にはなりません。
水没してしまうと車にさまざまな支障が出るため、需要が低いことが背景にあります。

しかし、水没したケースによっては思わぬ以上の買取額になることも。
そこで、今回は水没車の引き取りについて紹介します。

水没車の引き取りには条件が設けられている

水没車は、水害で水没した車のことを指します。
水没した車は中古車市場では価値が低く、あまり高価な取引がおこなわれていません。

また、水没車の引き取りには条件が設けられています。
具体的な条件は、以下の通りです。

・通常の使用では発生しない箇所にさび・腐食がある
・通常の使用では付着しない汚れ・シミがある
・ドロ又はカビの臭いがある
引用：一般財団法人　日本自動車査定協会

上記のような条件を満たす車が、水没車として認められます。
上記の条件をみたしていると通常買取と異なるので、注意が必要です。

【ケース別】水没車の平均買取相場

車が水没したといっても、水没した場所によっては普通に買取をおこなってくれる可能性があります。
そこで、ここではケース別で水没車の平均買取相場について紹介します。

フロアパネルの上まで水没した場合

フロアパネル（床）まで水没してしまっても、それなりの値段で取引してもらえることが多いです。
理由としてはエンジンまで水没していない状態の可能性があるため、エンジンに支障をきたしていないからです。

しかし、エンジンが床下にある車であると、フロアパネルまで水没してしまうとエンジンまで水没している可能性が高いため、買取価格が下がることでしょう。

シート上部まで水没した場合

シートの上部まで水没してしまうと、エンジンまで水没している可能性が高くなります。
エンジンが水没してしまうと故障につながる恐れにつながるため、買取価格が下がりやすくなります。

また、水没することでサビやカビなどの発生にもつながるので、フロアパネルまでの水没に比べて安価な価格で対応されてしまうでしょう。

ハンドル上まで水没した場合

ハンドルの上まで水没した状態だと、車のいたる部分にダメージを受けている可能性があります。
エンジンが正常に動いたとしてもエンジン内に異物が混入している可能性があり、車を動かすには非常に危険な状態です。

そのため、買取価格も抑えられているため、無料で引き取ってもらえる業者に依頼することがベターです。
また、、ハンドル上まで水没した車を動かす際は、あらかじめ業者に確認してもらってから動かすようにしましょう。

車が水没したら廃車買取業者へ依頼するのがおすすめ！

もし車が水没してしまった場合、廃車買取業者への相談をおすすめします。
廃車手続きのサポートや、自動車税など各種税金に関するアドバイスを受けられます。

廃車の手続きを丁寧にサポートしてくれる

廃車買取業者は、水没車の廃車手続きのサポートを行っています。
廃車手続きの流れや必要書類を教えてくれるため、車を廃車にしたい時は相談してみましょう。

また、業者によっては廃車手続きの代行サービスも提供しています。
手続き方法が分からない・手続きする時間がない時は、プロに任せてしまうのもおすすめです。

ただし、費用がかかる場合もあるため、依頼する前に聞いておきましょう。

レッカーが必要な場合でも対応してくれる

もし車両のレッカーが必要になった場合でも、廃車買取業者に任せれば問題ありません。
個々の状況に合わせ、適切に対応してもらえます。

自分でレッカーを手配する場合、業者を手配するだけでも大変です。
廃車買取業者は一連の手続きを代行してくれますので、手配から運搬まで全て丸投げできます。

わかりにくい税金についても説明してくれる

自動車税を始め、各種税金の手続きについての説明も受けられます。

水没車を廃車にすると、自動車税や重量税、自賠責保険などの還付を受けられます。
しかし、個別に還付手続きが必要で、手続きのために窓口に足を運んだり、書類を記入したりしなくてはいけません。

廃車買取業者へ相談すれば、各種税金の還付手続きについて丁寧に説明してもらえます。
また、還付手続きを一任できる場合もあるため、必要であれば代行してもらいましょう。

水没車を買い取ってくれるおすすめ廃車業車

廃車買取業者の中には、水没車の買取に対応している業者もあります。
その中でも、以下の3社は買取実績が多く、廃車の取り扱いが得意なおすすめ業者です。

カーネクスト

カーネクストは、北海道から沖縄まで、全国対応している廃車買取業者です。
水没車はもちろん、どのような車でも原則0円以上で買取をおこなっています。

また、廃車を引き取る際の費用やレッカー代は無料です。
廃車手続きも無料代行しているため、費用をいっさいかけずに水没車を廃車にできます。

引用：廃車・廃車買取なら【カーネクスト】どんな車も高く買取！｜カーネクスト

ハイシャル

ハイシャルは、全国で1,000社以上と提携している廃車買取業者です。
事故車を始め、さまざまな車の買取に対応しています。

実績も豊富で、これまでに25万件以上（2023年12月調査時点）の相談実績があります。
廃車手続きもサポートしており、引取日程についても相談が可能です。

引用：ハイシャルが選ばれる理由｜ハイシャル

廃車王

廃車王は、廃車の引取や廃車手続きに無料で対応している廃車買取業者です。
車のリサイクル事業者が運営しており、中間マージンをカットした分を積極的に還元しています。

また、事故車や水没車など、あらゆる車の買取・査定が可能です。
もし査定に納得できなかった場合でも、引取前のキャンセルは無料です。

引用：廃車買取りの流れ｜廃車王

水没車の引き取り価格を上げるポイントとは？

ここでは、水没車の引き取り価格をあげるポイントについて紹介します。
水没車は車のパーツやエンジンなどに支障をきたしている可能性があります。

しかし、引き取り前にポイントを押さえることで、思っている以上の買取価格になるかもしれないので、ぜひ参考にしてみてください。

引き取り無料の業者を探す

水没車を適正な金額で引き取ってもらいたい場合は、引き取り無料の業者を探すことをおすすめします。
引き取り無料の業者は無料でも採算が取れるような独自のルートを持っているため、騙すような金額を査定しません。

そのため、引き取り無料と謳っている業者に水没車を引き取ってもらうことで、期待できる金額を手に入れられるでしょう。

自動車税の還付金が含まれているか確認する

引き取り額の見積もりが出たら、自動車税の還付金が組み込まれているか確認しましょう。
業者の中には自動車税の還付金込みで引き取り額を提示しているケースや、還付金自体が組み込まれていないケースも。

還付金を受け取るためにも、見積もりが出された際は還付金の有無を確認するようにしましょう。
また、こちらの記事では自動車税の還付金について詳しく紹介していますので、合わせてご覧ください。

車の情報を正確に記載する

水没車でも車の情報を正確に記載することは、引き取りの高価査定につながります。
車の情報は車の価値を決める判断材料になり、正確な情報がなければ最低額での引き取りになってしまうかもしれません。

そのためにも、車の引き取りを出す際は正確な情報を出すようにしましょう。

水没車の引き取りに関するよくある質問

ここからは、水没車の引き取りに関する各種疑問にお答えします。
水没車を売却する際にお役立てください。

水没車ってどこに需要があるの？

水没車は資源としての需要があるほか、海外での根強いニーズが存在します。

日本の中古車は海外で高い評価を集めており、再整備後に海外へ輸出している業者も少なくありません。
水没車も同様で、海外輸出を目的として買い取っている業者も中にはあります。

水没車を廃車にする際にはどのような手続きがある？

水没車を廃車にする時に必要な手続きは次の3つです。

・永久抹消登録（いわゆる廃車手続き）
・自賠責保険の解約
・自動車保険（任意保険）の解約

永久抹消登録をおこなうと、自動車税や重量税の還付を受けられます。
一方、自賠責保険や任意保険は別途解約手続きが必要です。

永久抹消登録と自賠責保険の解約は、廃車買取業者に手続きを代行してもらえます。
任意保険は自分で手続きが必要ですので、廃車後は早めに保険会社へ連絡しましょう。

水没車を廃車にする際に廃車買取業車はどのように選ぶべき？

廃車買取業者を選ぶ際は、次のポイントをチェックしましょう。

・水没車の買取額は妥当か
・廃車手続き費用は無料か
・スタッフの説明に曖昧な点はないか
・スタッフの対応に問題はないか
・買取・査定実績は十分か

業者選びで迷った際は、複数社に相談してみるとよいでしょう。
また、カーネクストなど大手の廃車買取業者に相談してみるのもおすすめです。

まとめ

水没車は中古市場での価値が低く、査定額には期待ができません。
需要も限られるため、中古車の買取・下取りでは値がつかないと考えておきましょう。

一方、廃車買取業者なら無料で引き取ってくれるか、幾らかで買い取ってくれます。
廃車手続きも代行してくれるため、水没車の処分は廃車買取業者に任せるのがおすすめです。