廃車した車をもう一度利用したい…復活できるケースや手順・かかる費用について詳しく解説！

 

廃車登録をしたのにも関わらず、事情が変わって再び車を利用したいという方も多いはず。
しかし、廃車にしただけあって、廃車から元に戻すという工程が難しいと感じている方もいるのではないでしょうか？

そこで、今回は廃車した車を復活させる手順や費用、復活できるケースについて紹介します。

そもそも廃車って復活させることはできるの？

結論からお伝えすると、廃車した登録方法が一時抹消であれば廃車にしても再び使うことができます。
前提として、廃車する際の登録方法は「一時抹消登録」「永久抹消登録」の2パターンです。

永久抹消登録は、災害や解体済みなどで車が使えなくなった時におこなう登録方法です。
使えなくなった車におこなうので、再び利用したくても解体をおこない利用できない状態にされています。

一方、一時抹消登録は名前の通り、一時的に車の使用を中止する手続きです。
そのため、再びその車を利用したいとなれば、所定の手続きをおこなうことで再度利用可能です。

その際に「中古車新規登録」という手続きをおこなわなければなりませんが、詳しくは次項から解説していきます。

廃車を復活させるのに必要！中古車新規登録に必要な書類

先ほども触れましたが、一時抹消した車を復活させるためには中古車新規登録をおこなわなければなりません。
中古車新規登録をおこなう際は、以下の書類が必要です。

・中古車新規登録申請書
・手数料納付書
・定期点検整備記録簿
・自動車重量税納付書
・一時抹消登録証明書（登録識別情報等通知書）
・自動車損害賠償責任保険証明書（車検の有効期間を満たしているもの）
・自動車保管場所証明書（警察署証明の日から40日以内のもの
・所有者の印鑑証明書
・譲渡人の押印のある譲渡証明書

上記の必要書類を揃えて、中古車新規登録の申請をおこないましょう。
また、所有者と使用者が異なるケースでは、発行されてから3ヶ月以内の使用者の住所を証明できる書類（住民票など）をあらかじめ準備してください。

廃車を復活させるための手順と費用

復活させたい廃車がある場合は、正しい申請手順とそれにかかる費用について理解しておく必要があります。
そこで、ここからは廃車を復活させるための手順と費用について紹介します。

廃車を復活させる際にかかる費用

廃車を復活させる際に、自動車の種類によってかかる費用が異なります。
具体的な費用は、以下の通りです。

【普通自動車】
登録手数料：700円
検査手数料：1500円
ナンバープレート代：1500〜2000円
自賠責保険料：15,520円/年
重量税：8,200～75,600円
自動車税：25,000～110,000円

【軽自動車】
登録手数料：700円
検査手数料：1400円
ナンバープレート代：1500〜2000円
自賠責保険料：15,130円/年
重量税：6600円〜
自動車税：10,800円～

上記のように廃車を復活させるためには、それなりの費用がかかります。
しかし、普通自動車と軽自動車で少し費用が異なります。

軽自動車であれば3〜4万円で廃車から復活できるので、状態次第で復活を検討してみるのも良いでしょう。

廃車を復活させるための手順

廃車を復活させるためには、先ほど紹介した必要書類と正しい手順を踏むことで申請ができます。
具体的には以下の手順でステップを踏んでください。

1.車庫証明証を取得する
2.仮ナンバーを取得する
3.陸運事務局で車検を受ける

上記の流れでステップを踏むことで、廃車を復活させることが可能です。
車庫証明証を取得する際には、3〜4日かかることがあるので早めに取得することをおすすめします。

また、復活させた廃車はナンバープレートがないため、仮ナンバーを取得しなければなりません。
そのためにも、自賠責保険・一時抹消登録の証明書・身分証明書・認印をあらかじめ準備して、市区町村役場か陸運事務局に仮ナンバーの申請をおこなうようにしましょう。

また、一時抹消をした廃車を再び登録する方法については、こちらの記事もあわせてご覧ください。

まとめ

廃車した車をもう一度登録することは可能です。
その際には「中古車新規登録」をおこない、必要な書類一式を集めましょう。

また、廃車を再び復活させるためには費用がかかるので、あらかじめ確認しておくことがおすすめです。