車を廃車手続きの流れと費用ガイド！費用を安く抑えるコツもご紹介

 

車を廃車にする際の費用や手続きは、重要なプロセスです。
しかし、費用は地域や車の種類によって異なり、手続き方法も正しくおこなう必要があります。

さらに、内訳や還付金の理解、複数の業者から見積もりを取得するなど、コストを抑えるためのコツも。
そこで、今回は廃車手続きにかかる費用や手順、費用を抑えるコツも合わせて紹介します。

車を廃車にする際の費用と手続き方法

車を廃車にする際の費用と手続き方法は重要です。
廃車にかかる費用は地域や車の種類によって異なります。

そのため、実際に廃車にするまでに費用の内訳を把握しておく必要があるでしょう。
そこで、ここからは車を廃車にする費用と手続き方法について紹介します。

車を廃車にする際にかかる費用

車を廃車にする際にかかる費用は、依頼する業者によって異なります。
以下は、各業者による廃車手続きにかかる費用です。

・手続き費用
・引き取り費用
・レッカー費用
・解体費用（永久抹消登録の場合）
・リサイクル費

車を廃車にする場合は、上記のような費用がかかります。
また、車を廃車する以外に廃車予定の車を廃車買取に売るという方法もあります。

廃車買取業者に依頼することで、廃車予定の車を売ることが可能です。
買取価格は車種によって異なり、3000〜30,000程度と幅広く買い取ってくれます。

廃車にする選択肢と廃車買取業者に依頼する選択肢の2パターンあることを把握しておきましょう。

車を廃車にする際の手順

車の廃車手続きは以下の手順でおこなってください。

【永久抹消登録の場合】

1.必要書類を準備する
2.解体業者に解体依頼をする
3.運輸支局で必要書類を入手する
4.運輸支局でナンバープレートと必要書類を提出する
5.税金の還付金の申請をおこなう

【一時抹消登録の場合】

1.必要書類を準備する
2.運輸支局で必要書類を入手する
3.運輸支局でナンバープレートと必要書類を提出する

上記の各手順で進めることで、廃車の手続きが可能です。

車の廃車にする際にかかる内訳と還付金について

車の廃車にする際にかかる内訳と還付金についての情報は重要です。
廃車にかかる内訳は以下のようになります。

手続き費用

この費用は地域によって異なり、通常、廃車の届け出をするために市町村役所や自動車局に支払います。
また、ディーラーなどに委託している場合にも、手続きに関する費用がかかります。

引き取り費用

廃車業者に車を引き取ってもらう場合、引取り料金が発生します。
この費用も業者によって異なり、車の種類や状態によって変動することがあります。

レッカー費用

廃車予定の車を動かさなければならない場合は、レッカー費用もかさみます。
レッカー車を利用する上で、公道が走れないケースに限ります。

廃車にする前で公道を走れる場合は、自ら廃車業者まで持っていきレッカー費用を抑える方がベストでしょう。

解体費用（永久抹消登録の場合）

永久抹消登録の場合では、解体費用もかかります。
解体証明書を受け取るために必要な工程で、永久抹消登録をおこなう上で必要な書類です。

しかし、個人から廃車依頼を受けない業者もいるので、あらかじめ確認するとよいでしょう。

リサイクル費

リサイクル費は解体時に出るゴミを処分する費用で、永久抹消登録時にかかるものです。
しかし、平成17年にリサイクル法が施行された背景から、新車購入時にリサイクル費を支払っているので、追加で支払う必要はありません。

車を廃車にする際に安く抑えるコツ

車を廃車にする際に費用を安く抑えるコツはいくつかあります。
ここからは、車の廃車時に安く抑えるコツについて紹介します。

複数の業者から見積もりを取得する

車を廃車にする際には、複数の廃車業者から見積もりを取得しましょう。
異なる業者によって費用が異なることがあり、最適なオファーを見つけることができます。

車の価値を理解する

車の年式や状態、メーカーなどに基づいて、廃車業者からの提案を評価する前に、車の基本的な価値を理解しましょう。
価値の高い部品や材料がある場合、それを考慮して最適な選択をすることができます。

自分でできることを検討する

一部の業者は、車を自分で業者に運び込む場合に割引を提供することがあります。
車を運転可能な状態であれば、自分で業者まで運び込むことを検討して、コストを節約できるか確認しましょう。

自賠責保険の解約

車を廃車にする際に、自賠責保険の解約手続きを行いましょう。
未納期間がある場合、還付金を受けることができるかもしれません。

しかし、自賠責保険を解約してしまうと公道を走れなくなるので、廃車を確実におこなう時に解約手続きをおこないましょう。

廃車手続きで還付金が受け取れる場合も

一方、廃車手続きをすることで還付金が受け取れるケースもあります。
還付対象となるのは重量税と自動車税、自賠責保険の3種類です。

重量税は次回車検までの残り期間、自賠責保険は保険の残り期間によって還付金額が決まります。
自動車税は月割りで、次回課税タイミング（4月1日）までの残り月数によって変動します。
還付金は、基本的に廃車のタイミングが早いほど受け取れる金額が多くなります。

なお、自動車保険（任意保険）を年払いにしている場合、保険料の一部が解約返戻金として返金されます。
手続きが必要ですので、廃車に合わせて手続きを行いましょう。

手続きを0円にするなら廃車買取がおすすめ

費用をかけずに車を廃車にしたいなら、廃車買取業者に相談してみましょう。
廃車買取業者は、事故車や不動車などの買取を得意としています。

どのような車も買取を前提に査定しますので、解体費用が0円になることも珍しくありません。

また、車の状態によっては買取代金を受け取れる場合もあります。
数万円の値が付くケースもあるため、車を廃車にする際は、廃車買取業者へ依頼しましょう。

廃車が売れる理由

廃車が売れる理由は、資源としての価値があるためです。
車は鉄やアルミ、金やプラチナなど、さまざまな金属が使用されています。
こうした資源のリサイクルを目的とするため、事故車や不動車にも値が付くのです。

また、個々のパーツに価値があることも挙げられます。
車のホイールやマフラーなどは、パーツそのものがその例です。

このように、廃車買取業者はパーツもリユースしますので、廃車といえども商品として扱っています。

まとめ

廃車手続きには、さまざまな部分で費用がかかります。
また、廃車手続きの種類によって工程が異なるので、自分がどのような廃車手続きをおこないたいかを明確にしておきましょう。