廃車に最適な時期ってあるの？廃車手続きの流れもご紹介！

※本記事はプロモーションが含まれています

車を廃車にする場合、手続きをおこなう時期には注意が必要です。
自動車税の課税の有無にも影響しますので、適切なタイミングを見極めましょう。

本記事のポイントは次のとおりです。

・廃車にするベストなタイミングについて
・廃車手続きの詳しい流れ
・廃車にした際に受け取れる還付金とは？

廃車に適切な時期や手続きの流れ、還付金などについて解説します。

廃車にする時期はどのタイミングがベスト？

車はいつでも廃車にできますが、時期を見極めて対応することが重要です。
特に自動車税を課税されたくない方は、早めの手続きを心がけましょう。

車を廃車にする時期は、遅くとも3月がおすすめです。
3月中に廃車手続きを完了すれば、自動車税が課税されずに済みます。

ただ、3月は廃車にする方が多く、窓口が混雑することも珍しくありません。
業者に依頼した際も同様で、通常より手続きに時間がかかる場合があります。

余裕を持って手続きしたい方は、できるだけ早めに廃車手続きを済ませましょう。
業者に依頼したい場合、2月中に相談するのもおすすめです。

一方、廃車手続きの時期が4月にずれてしまった場合、自動車税が課税されてしまいます。

自動車税は、毎年4月1日時点での車の所有者が課税対象になります。
そのため、3月31日までに廃車手続きを終えれば、自動車税を支払う必要がないのです。

自動車税は還付金制度（後述）があるものの、収めた分が全額返金されるわけではありません。
また、納付書は5月に送られてきますが、4月中に廃車を終えた場合も納税が必要です。

廃車手続きには、ナンバープレートを返納する一時抹消登録と、車を解体する永久抹消登録があります。
抹消登録の種類によって手順が異なりますので、以下で挙げる流れに沿って手続きを進めましょう。

一時抹消登録をする方は、まず以下の書類を揃えましょう。

・車検証
・ナンバープレート2枚
・印鑑登録証明書（発行から3ヶ月以内）
・実印

これらを揃えたら、下記の流れで手続きをおこないます。

1.最寄りの運輸支局へ行く
2.窓口で一時抹消登録の申請書と手数料納付書を受け取る
3.申請書を記入し、手数料を収める
4.ナンバープレートを返納する
5.窓口で申請書と書類を提出する
6.自動車税の申告をおこなう

運輸支局の窓口に行けば、一時抹消登録用の申請書や納付書がもらえます。
なお、窓口は平日しか開いていませんので、手続きに行くタイミングには注意しましょう。

永久抹消登録の場合、以下の書類が必要です。

・車検証
・ナンバープレート2枚
・印鑑登録証明書（発行から3ヶ月以内）
・実印
・移動報告番号と解体報告記録日の控え

移動報告番号はリサイクル券に記載があります。
解体報告記録日は、車両を解体した後に業者から教えてもらいましょう。

永久抹消登録は、以下の流れで手続きをおこないます。

1.業者に車の解体を依頼する
2.解体後、必要な書類を揃えて運輸支局へ行く
3.窓口で永久抹消登録に必要な申請書・手数料納付書を受け取る
4.申請書を記載し、所定の手数料を収める
5.ナンバープレートを返納し、窓口に申請書・書類を提出する
6.自動車税の申告をおこなう

基本的な流れは一時抹消登録と同じです。
ただし、車の解体が必要ですので、最初に解体業者を探しましょう。

廃車手続きをおこなった場合、手続きの時期によっては還付金を受け取れる可能性があります。
なお、自賠責など各種保険も還付されますが、別途手続きが必要です。

廃車手続き後に還付金を受け取れるのは以下の税金です。

・自動車税
・自動車重量税

自動車税は、一時・永久抹消登録いずれも還付金を受け取れます。
ただし、還付金は月割りのため、3月中に手続きした場合は受け取れません。

自動車重量税は、永久抹消登録をおこなった場合のみ還付されます。
還付金は月割りで、車検の残り期間によって金額が変わります。

車を廃車にした場合、自賠責保険や自動車保険の払戻金も受け取ることが可能です。
しかし、税金とは違って解約手続きが必要ですので、廃車後は早めに対応しましょう。

自賠責・自動車保険の解約は、契約している保険会社へ直接連絡する必要があります。
車を廃車にしたことを伝え、解約に必要な書類を送付してもらいましょう。

車を廃車にする場合、遅くても3月中には対応しましょう。
時期がずれると、自動車税が課税されてしまう可能性があります。

一方、車を廃車にした際は税金の還付を受けられます。
なお、各種保険は解約が必要ですので、忘れずに手続きしましょう。