自転車の鍵が抜けない時、無理やり引き抜こうとしてはいけません。
状態が余計悪化する可能性があるほか、鍵や鍵穴が破損してしまうおそれがあります。
もし自転車の鍵が抜けなくなったら、焦らず対処することが求められます。

自分では対処できない時は、業者へ相談するのもおすすめです。
鍵のプロに依頼し、適切に対応してもらいましょう。

どれに当てはまる？自転車の鍵が抜けない原因

自転車の鍵が抜けない時は、以下の原因が考えられます。
いずれにせよ、強引に抜こうとしたり、鍵を無理やり回したりしてはいけません。

ゴミ・ホコリが詰まっている

まず考えられる原因はゴミやホコリです。
鍵穴にゴミ・ホコリなどの異物が蓄積し、鍵の動きを阻害している可能性があります。

また、鍵穴の中で異物が鍵に絡まり、抜けなくなってしまう場合も珍しくありません。
ただし、無理に引き抜こうとすると、異物が鍵穴の細かな隙間に入り込むおそれもあります。

鍵穴が錆びている

次に考えられる原因は錆です。
鍵穴の内部が錆びてしまった結果、鍵が動かなくなっている可能性があります。

鍵穴の中が錆びると、鍵を抜き挿しした際に小さな錆が発生します。
その結果、錆が鍵穴を詰まらせてしまうのです。

鍵穴に防錆加工をしていても、時間とともに性能は劣化していきます。
特に古い自転車に乗っている方、風雨にさらされる環境で保管している方は注意しましょう。

鍵穴の潤滑油が減少している

3つめの原因は潤滑油の減少です。
自転車の鍵穴には、動きをスムーズにするために潤滑油が入っています。

しかし、潤滑油は少しずつ減っていきます。
そして潤滑油が減少した結果、鍵の動きが悪くなったり、抜けなくなったりする場合があります。

鍵そのものが変形している

4つめの原因は鍵の変形です。
何度も使用しているうちに、鍵がすり減ったり、曲がったりしている可能性が考えられます。

また、引き抜こうとした時に鍵が変形してしまう場合もあります。
変形した鍵は完全に抜けなくなりますので、早めに業者へ相談しましょう。

自分でもできる！自転車の鍵が抜けない時に試して欲しい対処法

自転車の鍵が抜けないからといって、諦める必要はありません。
いくつか対処法がありますので、まずは試してみるとよいでしょう。
それでも鍵が抜けない時は、業者に相談することをおすすめします。

小刻みに動かしてみる

自転車の鍵が抜けない場合、鍵を小刻みに動かしてみましょう。
以下の手順を試せば、鍵がスムーズに抜ける場合があります。

1.鍵をしっかりと持つ
2.鍵を上下左右にゆっくり・小刻みに動かす
3.鍵を動かしながら、軽く力を入れて引っ張る

もし抜けない時は、2と3を何度か繰り返しましょう。
異物が詰まっている時は、この方法で引き抜けることがあります。
鍵を引き抜く際は力を入れず、ゆっくりと引っ張っていきましょう。

鍵穴に注油する

鍵穴が錆びている時や、潤滑油不足の場合、鍵穴に注油してみるとよいでしょう。
自転車の鍵穴などに使える潤滑油は、ホームセンターで購入できます。

注油する際は、ノズルを鍵穴に密着させ、隙間から少しずつ注油していきます。
注油したら、鍵本体を小刻みに動かして、引き抜けないか試してみましょう。

なお、注油する際は鍵穴専用の製品を使う必要があります。
他の潤滑油・潤滑剤は、状態が悪化しかねないので極力避けましょう。

工具で鍵ごと壊す手も

ワイヤーロックを利用している場合、工具で切断する手段もあります。
チェーンをカットできるワイヤーカッターや、ボルトクリッパーなどの工具を使いましょう。

ただし、作業する場所によっては周囲に怪しまれます。
自宅のガレージならまだしも、駅や集合住宅の駐輪場で作業する際は注意が必要です。

自転車の鍵がどうしても抜けない場合は業者に相談しよう

小刻みに動かしたり、注油したりしても自転車の鍵が抜けない時は、業者に相談しましょう。
鍵開けや修理を行っている業者に相談すれば、原因に合わせて対応してくれます。
すぐ駆け付けてくれる場合も多いため、最寄りの業者を探してみましょう。

業者に依頼した場合、作業費用や鍵の修理・交換費用がかかります。
請求額に驚きたくない方は、見積もりを聞いてから依頼の可否を判断しましょう。

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