賃貸物件にお住まいの場合、自分で勝手に鍵交換することはできません。
オーナーや管理会社の許可なく交換すると、修繕費用を請求されるなど、トラブルに発展するリスクがあります。

一方、管理会社などから許可を得ている場合、自分で鍵交換しても問題はありません。
ただしDIYは難しいため、鍵交換の際はプロに相談しましょう。

賃貸で自分で鍵交換することはNG！

住まいの防犯性を高めたいなどの理由で、鍵交換を検討中の方もいると思います。
しかし、賃貸は自分の所有物ではないため、勝手に鍵を交換してはいけません。

鍵交換にはオーナーや管理会社の許可が必要

賃貸で鍵を交換する場合、基本的に物件のオーナーか管理会社の許可を得る必要があります。
無許可で鍵を交換してしまうと、発覚した際に原状復帰費用を請求されてしまいます。

また、悪質だと判断された場合、退去を求められたり、契約更新を断られたりする可能性も否定できません。
いずれにせよ、賃貸は無許可で手を加えることができない、と考えておきましょう。

まずは管理会社に相談を

もし鍵交換をしたい時は、まず管理会社に相談することをおすすめします。

最終的な判断はオーナー次第ですが、理由によっては承諾してくれる可能性があります。
例えば防犯に不安がある、鍵が回しづらいなど、鍵を交換したい理由をしっかり伝えましょう。

ただ、鍵を交換した後は管理会社やオーナーへ速やかに伝える必要があります。
緊急時の備えのために、スペアキーの提出を求められることもありますが、その時は素直に応じましょう。

管理会社からOKサイン！自分で鍵交換する方法とは？

賃貸のオーナーや管理会社から鍵交換の許可が出た場合、自分で交換することが可能です。
以下の流れに沿って対応しましょう。

自分で鍵交換する流れ

自分で賃貸の鍵を交換する流れは次のとおりです。

1.自分で鍵屋を探すか管理会社に手配してもらう
2.鍵屋に鍵交換を依頼する
3.古い鍵を処分し、新しい鍵へ交換してもらう
4.マスターキーを受け取る
5.管理会社に連絡し、必要であればスペアキーを渡す

鍵交換時の業者は、自分で探す方法と、管理会社に手配してもらう方法があります。
どちらにするかは、管理会社と話し合って決めましょう。

鍵屋を手配した後は、新しい鍵に交換し、マスターキーを受け取るのみです。
交換後はすぐ管理会社へ連絡をおこない、スペアキーを求められた際は作成・提出しましょう。

交換可能な鍵の種類を聞いておくこと

管理会社に鍵交換の許可をもらう際は、交換可能な鍵の種類を聞いておきましょう。

一口に鍵といっても、一般的なシリンダーキーもあれば、カードキーや電子キーもあります。
賃貸によって対応している鍵が異なりますので、必ず確認しておきましょう。

費用は自己負担となる

賃貸の鍵を交換した際の費用は基本的に自己負担と考えておきましょう。
オーナーが負担してくれる場合もありますが、入居者都合で交換する時は自己負担となる可能性が高いです。

ただ、費用の負担は後々トラブルになるケースも珍しくありません。
トラブルを避けるためにも、誰が負担するのか確認しておきましょう。

賃貸の鍵交換を自分でやるメリット・デメリット

鍵を自分で交換する際はメリット・デメリット両方ありますから、慎重に検討してください。

鍵を自分で交換するメリット

・安い
・好きな種類が選べる
・自分のタイミングで交換できる
・業者を比較検討できる

なんといっても、業者に依頼する場合と比較して費用は安く済みますね。
特に鍵交換には高価な工具は必要ありませんから、初めてDIYされる方も安心です。

大家さんや管理会社を通して鍵交換した場合、お付き合いのある鍵業者を選ぶしかありません。
しかし、自分で交換するのでしたら、色々な鍵業者を比較検討することができます。

鍵を自分で交換するデメリット

・失敗するリスクがある
・取り付け不具合で防犯性能が低下する
・鍵が使用できなくなる可能性あり
・補償がない

賃貸物件の鍵を自分で交換する一番のデメリットは、間違った取り付け方をすることで防犯性能が低下することです。
取り付けに失敗した場合は、その場で気づくことができますが、不具合には気づかない可能性もあります。

侵入犯は見逃してくれませんから、自分で鍵交換するのであれば正確に取り付けてください。

賃貸の鍵交換はプロである鍵屋に相談しよう！

賃貸の鍵を交換する場合、プロの業者に依頼することをおすすめします。
自分で作業したほうが費用は節約できますが、専門的な知識が必要なうえ、失敗した際の原状復帰が大変です。

ただ、鍵屋の中には悪質な業者もありますので、慎重に選びましょう。

鍵交換費用の相場

業者に鍵交換を依頼した場合の費用相場は1〜2万円です。
一般的なディンプルキーやシリンダーキーであれば、1万円少々で済むこともあります。

一方、セキュリティが強固な電子キーの場合、安価なもので3万円前後、高いと10万円程度の費用が必要です。
ディンプルキー・シリンダーキーより高額なので注意しましょう。

鍵屋を選ぶポイント

鍵屋を選ぶ際は、以下のポイントをチェックしておきましょう。

・取り扱っている鍵の種類
・鍵の交換費用
・費用に関する説明の妥当性・透明性
・鍵の交換実績
・保証やアフターサービス

鍵の種類はもちろん、交換費用や実績も確認が必要です。
費用の説明を受けた際に、おかしな点がないかもチェックしましょう。

また、保証やアフターサービスも重要です。
保証の対象や内容、サポートサービスを受ける方法などを確認しておきましょう。

【まとめ】賃貸でも自分で鍵交換できることも！

冒頭でもお伝えした通り、賃貸の鍵を自分で交換する際は、必ず大家さんや管理会社に許可を取ってください。
許可が得られない場合は、大家さんの指示に従い手順を踏んでいきましょう。

賃貸の鍵に関連する記事一覧

賃貸の鍵を紛失…費用は誰が負担？鍵交換費用はどれくらい？