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車にまつわるトラブルの中で、特にやっかいなのがバッテリー上がりです。
バッテリーが上がった場合、ロードサービスを呼んだり、レッカーを手配したりする手間がかかります。
しかし、バッテリーが突然上がるケースは少なく、上がってしまう前に何らかの兆候が見られます。
もし前兆が見られた時は焦らず、適切に対処しましょう。
バッテリーが上がる際は、主に以下の前兆が見られます。
普段と車の調子が違うと感じた時は、前兆を見逃さないように注意しましょう。
バッテリー上がりの前兆として、まず挙げられるのがエンジンの始動不良です。
普段よりエンジンの始動に時間がかかる場合、バッテリーが上がりかかっている可能性があります。
車のエンジンを始動する際は、大量の電力を消費します。
そのため、バッテリーの充電が少なくなっていると、始動不良が起こる場合があります。
普段よりヘッドライトが暗い時も注意が必要です。
バッテリーの電力が不足し、ヘッドライトの電力の供給に問題が生じていると考えられます。
ただし、ヘッドライトの不調は電装系の不具合や故障によっても起こります。
他の前兆がないかチェックし、総合的に判断しましょう。
バッテリーが上がりかけている場合、ウインカーの反応が遅れたり、パワーウインドウの動作が遅くなったりする場合があります。
ウインカーやパワーウインドウは、バッテリーの電力で動いているため、こうした症状が出た時は注意しましょう。
放置するとウインカーが点滅しない・パワーウインドウが動かないなどのトラブルが起こります。
もし車にアイドリングストップが搭載されている場合、停車時に正しく動作しなかった時は注意が必要です。
アイドリングストップは、バッテリーの電力で動作しています。
停車時にアイドリングストップしない時は、バッテリー上がりの前兆が疑われます。
季節によっては、何の前兆もなくバッテリーが上がってしまうことがあります。
特に注意したいのは、夏や冬など極端な高温・低温になりやすい時期です。
夏はエアコンの使用時間が増えるため、電力の消費量が増加します。
その分バッテリーの容量も減りやすくなり、突如上がってしまうケースがあります。
一方、冬はバッテリー液の温度が下がり、充電効率が低下してしまいます。
十分な電力を供給できなくなるため、バッテリー上がりのリスクが高まるのです。
いずれにせよ、日頃からバッテリーの状態をチェックし、定期的に交換する必要があります。
また、それぞれの季節によるバッテリー上がりについては、下記の記事にて詳しく紹介していますのでご覧ください。
バッテリー上がりの兆候が見られた時は、絶対に放置してはいけません。
放置するとバッテリーが完全に放電され、使えなくなってしまう可能性があります。
以下の方法で対処し、バッテリー上がりを予防しましょう。
バッテリー上がりの前兆が見られる時は、車内のルームランプやオーディオなど、電装品の使用は必要最低限に留める必要があります。
電装品の使用量が増えるとバッテリーの充電が追いつかず、上がってしまうリスクが高まります。
ラジオやオーディオ、カーナビをオフにするなど、電力の消費を抑えましょう。
バッテリーが上がりそうな時は、できるだけ長距離走行をおすすめします。
バッテリーは走行中に充電されますので、長距離運転することがバッテリー上がりの予防に繋がります。
反対に短距離の走行を繰り返すことは避けましょう。
バッテリーが十分に充電できず、負荷が増加してしまいます。
こまめに運転することも大切です。
バッテリーは自然放電されますので、長期間運転しないと電力が不足し、バッテリーが上がる場合があります。
運転する機会が少ない方は、バッテリーからマイナス端子を外すなど、放電を予防する対策を施しましょう。
また、こちらの記事では長期的に車を運転しないことについて詳しく紹介していますので、合わせてご覧ください。
もしバッテリーが上がってしまったら、ロードサービスや業者への相談をおすすめします。
ロードサービスは自動車保険に付帯されている場合も多いため、一度チェックしてみるとよいでしょう。
また、バッテリー上がりの際にすぐ駆けつけてくれる業者も多数あります。
ただし、出張料金や対応料金がかかるため、費用を聞いてから依頼の可否を判断しましょう。
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