車を動かそうとして急にエンジンがかからなくなってしまって困ったことありませんか？
バッテリーが上がってしまったことが原因かもしれません。

車に搭載されているバッテリーの電気が様々な理由により無くなってしまい、エンジンがかからなくなることをバッテリー上がりと言います。

バッテリー上がりの原因を知ることで、その対処法やバッテリー上がりを起こさないようにすることができるでしょう。

今回はバッテリー上がりの原因と対策方法についてご紹介していきます。

確認しよう！バッテリー上がりを起こす原因

車のバッテリー上がりの原因は以下のような場合があります。

車のライトの消し忘れ(つけっぱなし)

バッテリー上がりで最も多いのが、ハザードランプやヘッドライトや室内灯の消し忘れによるつけっぱなしです。
バッテリー上がりの救援で最も多い原因はこのライトが原因によるものです。

エンジンが止まった状態でライトがついていると、バッテリーの電力を消費してしまうためバッテリー内の電力がなくなると、上がってしまいます。
また、こちらの記事では車の電気をつけっぱなしにする時のリスクについて紹介していますので、ぜひ合わせてご覧ください。

バッテリーが冷え切ってしまっている

バッテリー内は希硫酸で満たされており、このバッテリー液の温度が極端に下がってしまうとバッテリーの性能が落ちてしまいます。
特に北海道のような寒冷地では、バッテリーの性能が半分程度まで落ちてしまいます。

バッテリーの温度が下がってしまうと、直ぐに上がってしまうので、雪かきなどをしてなるべく温度が下がりすぎないようにする必要があります。
また、こちらの記事では冷えた季節でバッテリー上がりを防ぐ方法について詳しく紹介していますので、ぜひ合わせてご覧ください。

車に乗る頻度が少ない

バッテリーは電気を蓄えていますが、使用していなくても放電しています。
エンジンをかけていなくとも、放電していますし車の時計機能やコンピューター機能維持のために少しづつ消費しています。
長い間車に乗らずに自然放電が続くと、バッテリーがいつか上がってしまいます。

バッテリーの寿命

バッテリーは車を走行させて蓄電するのですが、バッテリー自体に寿命があり約3年程度と言われています。
寿命が近いバッテリーは蓄電量も少なく、バッテリー自体が膨張していることが特徴です。

合わせて知りたい！バッテリー関係以外で車が動かなくなる原因

バッテリー上がり以外にも、車が動かなくなる原因はあります。

ガソリン切れ(ガス欠)

バッテリー上がりと似ている症状なのがガス欠です。
燃料タンク、予備タンク全てのガソリンを使い切ってしまうと、メーターが点滅して発電もできなくなりエンジンがかからなくなります。

スターターモーターのトラブル

これもバッテリー上がりと似ているトラブルであるスターターモーターの故障です。
スターターモーターの異常の場合は室内灯などが点灯した状態でエンジンがかからない症状が出ます。
それ以外はバッテリー上がりと同じ症状となります。

バッテリー上がりを起こした際の対処法

バッテリー上がりに対処する方法は2つあります。
そのいずれの方法にも、ブースターケーブルというバッテリー同士を繋ぐケーブルが必要になります。

まず、もう一台のバッテリーが使える車を救済車として用意します。
ブースターケーブルは赤がプラス端子で、黒がマイナス端子です。
これを正しく繋ぐことにより、電気が供給されます。

12Vの電圧の車を用意してください。
トラックなどの大型車は24Vなので電圧が異なりジャンプスタートを行えません。
赤ケーブルをそれぞれのプラス端子につなぎ、黒のケーブルをそれぞれのマイナス端子につなぎます。

この際に、ケーブルに不具合などないかしっかり確認してください。
繋げたら救済車のエンジンをかけます。

この際AT車はパーキングに、MT車はニュートラルにトランスミッションを合わせてください。
救済車のエンジン回転数を高めにし、バッテリーが上がった車のエンジンがかかれば成功です。
このままの状態でマイナス端子から順番にケーブルを外して、しばらくエンジンをかけたままバッテリーに蓄電したら完了です。

また救済車の代わりに小型バッテリーのジャンプスターターを使う方法もあります。

バッテリーが上がってしまったら、これらを是非参考にしてみてください。

バッテリー上がりで車が動かないまとめ

バッテリー上がりを起こしてしまうと、車が動かなくなります。
適切に対処するためにも、本記事で紹介した方法で対処しましょう。