車のバッテリーが充電できない場合、発電機の不具合やバッテリー本体の故障などが考えられます。
もし充電されない時は、バッテリー充電器やブースターケーブルを試してみましょう。

本記事では以下の3つを中心に解説します。

・車のバッテリーが充電できない原因
・車のバッテリーを充電する方法
・車のバッテリーを長持ちさせるコツ

車のバッテリーが充電できない原因や充電方法のほか、長持ちさせる方法をご紹介します。

車のバッテリーが充電できないのはれっきとした原因がある！

車のバッテリーが充電できない原因は大別して2つです。
原因によって対処法が変わりますので、まずは原因を特定してみましょう。

オルタネーター（発電機）が故障している

まず挙げられる原因はオルタネーターの故障です。

オルタネーターはエンジンの回転に合わせて発電する部品で、バッテリーを充電させる役割も担っています。
そのため、オルタネーターが故障すると、バッテリーが充電できなくなるのです。

万が一オルタネーターが故障した場合、部品を修理・交換するしかありません。
個人での修理は不可能ですので、ディーラーや車の修理業者に相談しましょう。

バッテリーの寿命・故障の可能性も

もう一つの原因はバッテリーのトラブルです。
バッテリーが寿命を迎えているか、何らかの原因で故障した場合、充電できなくなることがあります。

車のバッテリーの寿命は3〜4年程度ですが、車の使用環境によって変動します。
壊れたバッテリーはもちろん、古いバッテリーを使っている方も、新品に交換してみましょう。

なお、バッテリーの交換は個人でも可能です。
交換手順が分からないなど、自分での作業が難しい時はディーラーやカーショップに依頼しましょう。

車のバッテリーを充電する方法とは？

もし車のバッテリーが充電できない時は、以下の方法を試してみましょう。
充電グッズを持っていない場合、専門業者に依頼するのもおすすめです。

バッテリー充電器を使う

車のバッテリーは、専用のバッテリー充電器を使って充電することが可能です。
バッテリーの取り外しは必要ですが、家庭用のコンセントから充電できます。

なお、車用のバッテリー充電器は12Vと24Vがあります。
大半の車種のバッテリーは12Vですが、必ず使用しているバッテリーに合わせて選びましょう。

ブースターケーブルを利用する

付近に他の車（救援車）がある場合、ブースターケーブルを使ってバッテリーを充電できます。

ブースターケーブルは、救援車のバッテリーから電力を分けてもらえるグッズです。
緊急時に便利なグッズですが、正しい順番でケーブルを接続する必要があります。

ブースターケーブルを使った場合、数分〜10分程度でエンジン始動に必要な電力を充電できます。
エンジンが始動したらしばらくアイドリングするか、運転してバッテリーを充電しましょう。

バッテリーの専門業者に依頼する

充電器やブースターケーブルがない時は、バッテリーの専門業者に相談してみましょう。
業者によって異なるものの、数分〜数十分で現場まで駆けつけてくれます。

専門業者は、自宅で車が動かなくなった時はもちろん、外出先や路上で立ち往生した時にもおすすめです。
ただ、依頼時には料金がかかりますので、しっかり聞いておきましょう。

予防策！車のバッテリーを長持ちさせる方法

車のバッテリーは、日頃からの習慣で長持ちさせることが可能です。
バッテリートラブルを予防したい方は、以下の方法を取り入れてみましょう。

定期的な長時間の運転・アイドリングがおすすめ

バッテリーを長持ちさせる効果的な方法が長時間運転・アイドリングです。

バッテリーはエンジン始動時に負荷がかかりやすく、短時間の運転頻度が増えるとバッテリー上がりのリスクが高まります。
1〜2週間に1回程度で構いませんので、30分以上ドライブを楽しみましょう。

もし運転できない時はアイドリングでも構いません。
アイドリングする場合も同様に、なるべく30分以上おこないましょう。

バッテリーの点検・メンテナンスも大切

定期的なバッテリーの点検やメンテナンスも重要です。
バッテリーの電圧や液量をチェックし、充電したり補充液を追加したりしましょう。

なお、バッテリーの点検はディーラーやカーショップにも依頼できます。
オイル交換と合わせて点検してもらうのもよいでしょう。

まとめ

車のバッテリーが充電できない原因は、オルタネーターの故障やバッテリーの寿命などです。
グッズを試しても充電できない時は、バッテリーの交換やオルタネーターの修理をおすすめします。

車のバッテリーを長持ちさせたい場合、定期的に長時間運転をおこないましょう。
また、こまめなバッテリーの点検や、必要に応じてメンテナンスすることも大切です。