車検切れの廃車手続きの手順は？費用や注意点もご紹介

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車検切れの車を廃車にする流れは、一般的な廃車手続きと同じです。
しかし、車検切れの車は公道を走行できませんので、そのままでは工場へ持ち込めない点に注意しましょう。

また、廃車手続きをする際には費用がかかります。
費用をかけずに廃車にしたい方は、廃車買取業者に相談してみましょう。

車検切れの廃車手続きの基本手順

自分で車検切れの車を廃車手続きにする手順は、通常の車を廃車にするケースと同じです。
ただ、普通自動車と軽自動車では、必要な書類や手続きする場所が異なります。

車検切れの普通自動車を廃車にする際は、以下の書類を集めましょう。

・車検証
・本人確認書類
・印鑑登録証明書と実印
・自動車税申告書
・リサイクル券
・ナンバープレート2枚
・解体証明書または解体報告記録日と移動報告番号が分かるメモ・控え

解体証明書などは、車を解体した際に業者が発行します。
車の解体〜廃車までの大まかな流れは次のとおりです。

1.解体業者に車の解体を依頼する
2.解体業者から解体証明書などの書類やメモをもらう
3.必要な書類を集め、地域管轄の陸運局の窓口へ行く
4.申請書を記入し、手数料を納めて永久抹消登録する

車を解体したら、書類を持って陸運局に出向きましょう。
後は窓口で指示されたとおりに申請書を作成し、提出するだけで廃車が完了します。
なお業者に依頼した場合、陸運局に足を運ぶ必要はありません。

自分で軽自動車を廃車にする際は、下記の書類を揃えましょう。

・車検証
・本人確認書類
・認印
・リサイクル券
・使用済自動車引取証明書
・ナンバープレート2枚

使用済自動車引取証明書は、解体業者などへ車両を引き渡した際に交付されます。
軽自動車の場合、以下の流れに沿って廃車手続きを進めましょう。

1.解体業者などに車の解体を依頼する
2.必要な書類を集め、管轄の軽自動車検査協会へ行く
3.申請書を作成し、手数料を納めて解体返納の手続きを行う

軽自動車の場合、廃車手続きをする場所は軽自動車検査協会です。
間違えないように注意しましょう。

車検切れの車を廃車にした場合の費用相場は、およそ1〜3万円です。
解体業者に支払う解体費用のほか、車両を引き取る際のレッカー費用がかかります。
反対に自分で工場へ持ち込む場合、仮ナンバーの発行手続きが必要になるので注意しましょう。

業者に廃車手続きを依頼すると、代行費用もかかります。
自分で手続きすれば費用を抑えられますが、申請書の作成が大変です。

また、陸運局や軽自動車検査協会は、平日しか窓口が開いていません。
働いている方は、手続きへ行く時間の確保が問題になるでしょう。
陸運局などに足を運ぶことが難しい場合、業者に任せたほうが安心です。

少しでも費用を抑えたい方は、廃車の買取業者に相談してみましょう。
廃車買取業者の中には、0円で廃車手続きを代行しているところもあります。

費用をかけずに車を廃車にできますので、ぜひ検討をおすすめします。

車検切れの車を廃車にする時は、以下の点に注意が必要です。
廃車手続きを進める前に、しっかり問題を解決しておきましょう。

もしローンの残債がある場合、車両を廃車にすることはできません。
ローンが残っている車両は、車検証の所有者名義がディーラーやローン会社になっていると思います。
ローンを完済しなければ、廃車に必要な手続きを進められませんので、先に返済を終わらせましょう。

ただし、ローンを完済した車両でも、所有権解除の手続きが必要なケースがあります。
所有者名義になっているディーラーやローン会社に連絡し、速やかに手続きを進めましょう。

廃車にするタイミング次第では、自動車税が課税されることがあります。
自動車税は、毎年4月1日時点の情報を基にしているため、課税されたくない方は3月中に廃車手続きを終わらせましょう。

しかし、自動車税を2年以上滞納している場合、車を廃車にできません。
ただ、今年度分の自動車税については、廃車後に月割りで換算した金額が還付されます。
必ず廃車手続きを進める前に自動車税を納め、還付を受けるようにしましょう。

車検切れの車を廃車に出す場合は、通常の廃車手続きを変りません。
普通自動車と軽自動車で用意すべき書類が異なるので、あらかじめ注意しておきましょう。

また、車のローンが残っていると廃車にすることができないので、まずは返済をすることを目指しましょう。