亡くなった人の車を廃車にするには？必要書類や申請手順・注意点について詳しく解説！

※本記事はプロモーションが含まれています

亡くなった人が所有した車を廃車にしたくても、簡単に手放せないことが現状です。
必要書類をあらかじめ準備したり、廃車手続きやローンの有無を確認したりするなど、新たな使用者に引き継ぐためには正しい手順でおこなわなければなりません。

そこで、今回は亡くなった人が所有している車を廃車するための必要書類や申請手順について紹介します。

亡くなった人が所有している車を廃車にする時に必要な書類

亡くなった人が所有している車を廃車にする際には、手続きをおこなうための書類が必要です。
亡くなった人が所有している車を廃車にする際に必要な書類は、以下の通りです。

・ナンバープレート2枚
・自動車のリサイクル券
・自動車検査証（車検証）
・車検証の情報が確認できるもの（住民票、健康保険証など）
・申請書
・手数料納付書
・依頼車の実印
・戸籍謄本
・遺産分割協議書
・自動車重量税還付申請書（必要に応じて）

上記の書類を準備して、陸運事務所に提出してください。

亡くなった人が所有している車の廃車手続きは大きく分けて2パターンあります。

・永久抹消登録
・一時抹消登録

上記の違いを明確にして、廃車手続きをスムーズにおこなっていきましょう。

亡くなった人の所有している車を永久抹消登録する場合、車の種類によって異なります。
普通自動車の場合は資産になるので、普通車の相続をおこなわなければなりません。

永久抹消登録は車の所有を抹消するだけなので、特別に費用は審査などはおこなわれません。
しかし、登録を抹消する際にナンバープレートが必要になるので、廃車業者に引き取ってもらう際にナンバープレートを保管するようにしましょう。

また、永久抹消登録をおこなう際は、先ほど紹介した書類を準備し陸運事務所にて申請してください。
提出することで抹消登録証明書が交付されるので、これで永久抹消登録の手続きは完了です。

一方、軽自動車の場合には資産にならないため、相続の手続きは特に必要ありません。

一時抹消登録の場合は、所有している車のナンバープレートを提出しなければなりません。
ナンバープレートは車の解体屋で対応してくれるので、自分でおこなわないようにしましょう。

ナンバープレートを外したら先ほど紹介した必要書類を用意して、陸運事務所に提出してください。
提出することで陸運事務所から一時抹消登録証明書が発行され、手続きが完了となります。

また、一時抹消登録した車を再び公道で走らせたい場合は、再度陸運事務所にて中古新規登録をおこなうようにしましょう。

ここからは、亡くなった人が所有している車を廃車にする際の注意点について紹介します。

亡くなった人が所有していた車にローンが残っている状態だと、次の所有者がローンを受け継がなければなりません。
車の所有者が亡くなった場合には、所有している車のローン会社に連絡し使用者が変わる旨を伝えましょう。

その後、ローンの引き継ぎや必要書類について説明してくれるので、必ずおこなってください。
ローンを支払い終えなければ、廃車や車の売却もおこなえません。

ローンが完済している場合でも、ローン会社に一度連絡するようにしましょう。
ローンが確実に返済されていることが確認できたら、ディーラーに連絡し所有権の解除をおこなうことが可能です。

所有権の解除ができたら使用者の自由になるので、廃車や車の売却などができます。

亡くなった人の車を廃車にするためには、必要な書類と正しい廃車手続きが必要です。
また、ローンが残っている場合は全て支払ってからでないと廃車することができません。

廃車をせず使用者がいる場合はその人にローンが譲渡されるので、必ず引き継ぎをおこないましょう。