【簡単】廃車手続きは陸運局でおこなう！必要なステップや書類・費用など徹底解説

 

自分で廃車手続きをする場合、陸運局へ出向く必要があります。
手続き自体は簡単で、陸運局の窓口で申請書を書けば、1日かからず廃車にすることが可能です。

しかし、さまざまな書類の提出が求められるほか、廃車時には費用もかかります。
窓口の受付日時も決まっていますので、来局時は注意しましょう。

廃車するためには陸運局で「廃車手続き」が必要！

車を廃車にする時は、陸運局での廃車手続きが必要です。
業者に任せた場合は、業者が陸運局へ出向いて手続きを代行してくれます。

しかし、自分で廃車手続きをするのであれば、管轄の陸運局へ直接出向かなくてはいけません。
郵送での手続きはできませんので、しっかり時間を確保しておきましょう。

軽自動車の廃車は「軽自動車検査協会」へ

もし軽自動車を廃車にする場合、軽自動車検査協会に行きましょう。
普通自動車とはナンバープレートの管轄が違うため、陸運局では廃車手続きができません。

窓口も異なりますので、間違えないように注意が必要です。

陸運局でおこなう廃車手続きのステップ

自分で廃車手続きする場合、陸運局へ行けば即日手続きが可能です。
なお、陸運局は開庁時間が決まっていますので、手続きへ行く日時には注意が必要です。

陸運局での廃車手続きの流れ

自分で廃車手続きする際は、次の流れで進めていきましょう。

1.解体業者へ連絡し、廃車にしたい車を解体してもらう（永久抹消登録の場合）
2.必要な書類を集める（後述）
3.陸運局へ行き、申請書と手数料納付書をもらう
4.必要事項を記入し、窓口でナンバープレートを返納する
5.申請書と書類を窓口へ提出する
6.自動車税事務所へ行き、自動車税の抹消申告をおこなう

廃車手続きは、一時抹消登録と永久抹消登録の2種類があります。
今後車に乗る予定がない方は、永久抹消登録に必要な車の解体をおこないましょう。

次に必要な書類を集め、開庁時間内に陸運局へ出向きます。
窓口で申請書と手数料納付書をもらい、記入したらナンバープレートを返納します。
ナンバープレートを返納したら、申請書と書類を窓口に提出すると廃車手続きが完了します。

廃車手続きが終わったら県税事務所へ行き、自動車税の抹消申告をおこないましょう。
抹消申告のタイミングによっては、後日自動車税の還付を受けられます。

保険の解約も必要

このほか、自賠責保険と任意保険の解約手続きが必要です。
廃車後は速やかに手続きを済ませましょう。

なお、自賠責保険と任意保険の解約は、加入している保険会社へ連絡する必要があります。
解約したタイミング次第では、保険料の一部が払い戻されます。

陸運局の受付日・時間に注意！

自分で廃車手続きする際は、陸運局の受付日時に気を付けましょう。
陸運局・運輸支局の開庁時間は、平日午前9時〜午後4時です（一部例外あり）。
土日祝日は窓口が休みで、夜間も開いていません。

平日昼間に仕事をしている方は、有休や半休を取るなどの対応が必要です。
難しい時は家族に手続きを委託するか、業者へ依頼したほうがよいでしょう。

ケース別！廃車手続きで必要な書類・費用

車を廃車手続きする際には、いくつか書類を揃えておく必要があります。
陸運局へ行く前に準備しておきましょう。
費用もかかりますが、自分で手続きする場合はさほど高くありません。

一時抹消登録するケース

車を一時抹消登録する時は、下記の書類が必要です。

・所有者の印鑑証明書（発行から3ヶ月以内に限る）
・印鑑登録済みの実印
・車検証
・ナンバープレート2枚

印鑑証明書は市区町村役所の窓口で発行してもらえます。
実印を登録していない方は、まず印鑑登録から始めましょう。

一時抹消登録は費用も安く、数百円程度の納付手数料を収めるのみです。
車の解体・運搬費用はかかりません。

永久抹消登録するケース

永久抹消登録する際は、以下の書類を揃えておきましょう。

・所有者の印鑑証明書（発行から3ヶ月以内に限る）
・印鑑登録済みの実印
・車検証
・ナンバープレート2枚
・移動報告番号と解体通知日の控えやメモ
・リサイクル券

一時抹消登録と書類は共通していますが、移動報告番号と解体通知日が分かるメモが必要です。
業者から解体証明書か、これらが記載されたメモをもらいましょう。

また、リサイクル券も用意する必要があります。
紛失した時は、自動車リサイクルシステムの公式サイトから「自動車リサイクル料金の預託状況」をプリントアウトしましょう。

永久抹消登録の場合、トータルで1〜3万円ほど費用がかかります。
車の運搬費用や解体費用が発生しますので、あらかじめ代金を準備しておきましょう。

廃車の買取業者に廃車手続きを委託するケース

廃車の買取業者に手続きを代行してもらう場合、永久抹消登録の書類に加えて委任状が必要です。
ただ、委任状は業者が用意してくれますので、揃える書類は永久抹消登録と変わりません。

業者に廃車手続きを依頼した場合、必要な費用は業者によって異なります。
無料で対応してくれる業者もありますので、査定を受ける前に聞いておきましょう。

まとめ

廃車手続きをおこなうためには、陸運局で手続きをおこなう必要があります。
また、廃車の種類によってフローが異なるので、ぜひ下記の記事も合わせてご覧ください。