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「敷地に放置してある車の車検が切れている」「車検場に持ち込みたいけど運び方が分からない」
そのようなお悩みはありませんか?
運転して行く訳にもいかず、どうすれば良いのか分からない方も多いはず。
そこで今回は、車検切れの車の移動方法や車検に通す方法などを紹介します。
本記事のポイントは3つ。
・車検切れの車はレッカー車で移動させられる?
・車検切れの車を移動させるその他のケース
・車検切れの車を車検に通す方法とは
できるだけ分かりやすく紹介しますので、最後までお読みいただき参考にしてください。
結論からいうと、レッカー車で車検切れの車を移動させることは「違法」です。
ここでは、その理由と違反した時の罰則について紹介します。
無車検の車両は道路運送車両法58条で公道を走行してはならないと定められています。
レッカー移動の場合、無車検車両の前後輪のどちらかが公道に接していますから違法です。
例え車両が故障していてもエンジンを始動していなくても、レッカー車による移動は不可能だと考えてください。
上記の法律に違反したときは、違反点数6点および30日間の免許停止、加えて6か月以下の懲役もしくは30万円以下の罰金が科せられます。
仮に罰金ということになれば前歴が残りますし、現在働いている職業によっては失職の可能性もあります。
失うものが大きすぎるので、車検切れの車をレッカー車で移動させることは絶対にやめましょう。
上記の理由から、レッカー車の牽引で有名なJAFや自動車整備工場、ディーラー、どこに連絡しても引き受けてくれる業者はいません。
では、車検切れの車を移動させることはできないのでしょうか?
車検切れの車を移動させるには別の方法を考える必要があります。
次項ではその方法について紹介します。
これから紹介する方法でしたら、法律に違反することなく車検切れの車を移動させることが可能です。
状況に合わせて最適な方法を選びましょう。
キャリアカーとは、荷台の上に車を載せることができる車のことです。
これでしたら車検切れの車が公道に接することがありませんから、安全な移動が可能です。
自動車整備工場や修理工場は必ずといっていいほどキャリアカーを保有しています。
その後の整備や車検なども含めて相談してみましょう。
みなさんは仮ナンバーというものをご存じですか?
仮ナンバーとは、自治体から借りることができる5日間限定のナンバーです。
また、仮ナンバーについてはこちらの記事で詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
車検が切れているということは自賠責保険も切れているので、損害保険会社に連絡して自賠責保険を更新してください。
車検を受ける工場に予約を入れましょう。
仮ナンバーを取得する際には車検場の住所などが必要となります。
車検を受ける日付から逆算して自治体に申請してください。
必要書類は、車検証・自賠責保険証・免許証・認印・自動車臨時運行許可申請書です。
手数料は一車両あたり750円となっています。
車検切れの車を車検に通す方法は「継続検査」と「新規検査」の2種類が存在します。
それぞれ必要になる書類などを詳しく説明しますので参考にしてください。
また、車検が過ぎた車の車検を再度通す方法は、こちらの記事で詳しく紹介しているのでぜひご覧ください。
うっかり車検を忘れていた場合などに受けるのが継続検査です。
継続検査には「ユーザー車検」と「業者による車検」の2種類があります。
自ら運輸支局の隣にある車検場に持ち込み、検査する方法です。
【必要書類となる書類一覧】
・自動車検査証
・自動車税納税証明書
・点検整備記録簿
・自賠責保険証明書
・自動車重量税納付書
・継続検査申請書(3号様式)
・自動車検査票
・手数料納付書
・印紙
・証紙
車検業務も行っている業者に依頼して車検を受ける方法です。
【必要となる書類一覧】
・車検証
・納税証明書
・自賠責保険証
・認印
一度廃車にした車両(中古車)や、車検を受けたことが無い新車の場合は新規検査を受ける必要があります。
【中古車の新規検査に必要な書類】
・申請書
・手数料納付書
・登録識別情報等通知書
・通関証明書(輸入車の場合のみ)
・自動車損害賠償責任保険証明書
・自動車検査票
・自動車重量税納付書
・印鑑証明書
・印鑑(実印)
・自動車保管場所証明書
・委任状
【新車の新規検査に必要な書類】
・申請書
・手数料納付書
・完成検査終了証
・リサイクル料金の預託済み
・通関証明書(輸入車の場合のみ)
・自動車損害賠償責任保険証明書
・自動車検査票
・自動車重量税納付書
・印鑑証明書
・印鑑(実印)
・自動車保管場所証明書
・委任状
車検切れの車両をレッカー移動することは原則違法です。
通行を妨げるなど、やむを得ない事情がある場合のみレッカー車での移動が可能とされています。
車検切れの車を移動させる際は、仮ナンバーを取得するかキャリアカーで運んでもらいましょう。
また、レッカー車を利用したサービスに関しては、こちらの記事で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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