賃貸のお風呂が詰まると水漏れや異臭などのトラブルを引き起こします。
詰まりを放置することで、トラブルの発生するリスクが増大するため、早期に解決しましょう。

・お風呂の詰まりを放置するリスクとは？
・お風呂が詰まりを起こした時の解決策
・お風呂の詰まりを修理する際の費用負担は誰にある？

この記事では、賃貸のお風呂が詰まった際のリスクや解決策、費用負担について解説します。

賃貸でお風呂の詰まりを放置するリスクとは？

賃貸の住宅においてお風呂の詰まりを放置することは、様々なリスクを伴います。
具体的なリスクは下記のとおりです。

・排水不良
・悪臭の発生
・他の住人への影響

それぞれのリスクについて解説します。

排水不良

詰まりが生じるとお風呂の水が流れなくなり、使用が困難になります。
また、洗面台や洗濯機などと排水が同じ経路であれば、お風呂以外の水廻りの排水もできません。

排水ができない状態で水を流すと、逆流による水漏れで建物へ被害を及ぼすため、注意が必要です。

悪臭の発生

悪臭が発生する原因は、配管内の水が滞ることで雑菌が繁殖するからです。
悪臭は、自分の室内へ広がるだけでなく、他の住人の室内にまで影響を与える恐れがあります。

他の住人への影響

アパートやマンションでは、自分の部屋だけでなく、他の住人も排水ができなくなる可能性があります。
そのためお風呂が詰まった際には、早期に解決することが重要です。

賃貸のお風呂が詰まりを起こした時の解決策

お風呂が詰まりを起こした時の解決策を紹介します。

・排水トラップを確認
・洗浄剤で油脂を分解
・ラバーカップを使用
・ワイヤーブラシで掃除

排水トラップを確認

排水溝の排水トラップを取り外して、髪の毛やヘアピンなどの異物が詰まっていないか確認します。
手やブラシを使って、届く範囲の異物を取り除きましょう。

洗浄剤で油脂を分解

洗浄剤は、油脂やタンパク質を分解して詰まりを解消させます。
排水管に洗浄剤を流して、説明書に記載されている時間どおりに放置しましょう。

定期的に使用することで、お風呂の排水が詰まりづらくなります。

ラバーカップを使用

排水溝にラバーカップを押し当てて勢いよく引きます。
もし、異物が浮いてきた場合には、取り除きながら作業を続けましょう。

ワイヤーブラシで掃除

排水トラップの詰まりや洗浄剤、ラバーカップを試しても詰まりが解消されない場合には、ワイヤーブラシを使用しましょう。
ワイヤーブラシを前後させて排水管の汚れを取り除きます。

子供用のおもちゃやブラシなどを流して詰まっている時は、奥に押し込む可能性があるため、使用を控えてください。

賃貸でお風呂の詰まりを修理する際の費用負担は誰にある？

詰まり修理する際に掛かる費用の負担先は、原因によって異なります。
費用の負担先は、下記のとおりです。

・故意過失は借主負担
・通常の使用と経年劣化は貸主負担

具体的にどういった状況なのか解説します。

故意過失は借主負担

故意過失が原因の場合には、借主の責任となります。
例えば、お風呂の排水管に掃除用のブラシやヘアピンなどの異物を流して詰まらせたときです。

通常の使用と経年劣化は貸主負担

通常の使用や配管の劣化が原因の場合には、貸主が費用負担をすべきです。
排水管は、長年の使用に伴い、汚れが蓄積して詰まりを引き起こします。

賃貸物件のお風呂の詰まりトラブルは借主が責任になるケースも！

お風呂の排水管に異物を流して、詰まりが生じると借主の費用負担となります。
また、管理不足による詰まりも借主負担と判断される場合があります。

ヘアキャッチャーの髪の毛を取り除いたり、排水溝をブラシで掃除したりと、定期的にお手入れすることが借主の管理義務です。
万が一、詰まりが起きて解決できない場合には、貸主や管理会社へ連絡しましょう。

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