「いきなりシロアリ駆除の業者が来て点検料金を請求された」「依頼したのにいい加減な工事しかしてくれなかった」
せっかく高いお金を支払ったにも関わらず、シロアリが駆除されていなかったり、強引な点検を迫られると怖いですね。

そこで今回は、シロアリ駆除の費用や悪徳業者に引っ掛からないためのポイントなどを紹介します。
本記事のポイントは3つ。

・シロアリ駆除を業者へ依頼した時の費用相場
・シロアリ駆除を業者へ依頼する際に注意するポイント
・シロアリ対策は自分でも可能

できるだけ分かりやすく紹介しますので、最後までお読みいただき参考にしてください。

シロアリ駆除を業者へ依頼した時の費用相場は？

シロアリ対策の費用は、作業内容や業者によって異なりますので、個別にお伝えします。

シロアリ駆除費用

シロアリ駆除の費用相場は一坪あたり、12,000円～15,000円です。
建売住宅の全国平均が30坪とされていますから、全体の費用としては、36万円～45万円が相場ということになります。

床下の点検口が設けられていない場合は、25,000円程度が加算されます。

シロアリ防除

ウッドデッキや外構も含め、木材に薬品を散布する防除費用は、1mあたり2,500円前後が相場です。
使用する薬剤によっては、1～2割程度高くなります。

個人業者の方が割安

シロアリを駆除している会社は大きく分けて、全国的にも有名な大手業者、ホームセンター、個人業者の3種類です。
相場の費用は、個人業者、ホームセンター、大手業者の順で高くなります。

ただし、個人業者は依頼してみないと優良かどうか分からないですし、10年の保証期間中に倒産してしまうリスクがあります。

シロアリ駆除を業者へ依頼する際に注意しておきたいポイント

ここでお伝えするポイントに気をつけておくことで、トラブルに巻き込まれるリスクは減少します。

訪問点検は絶対NG

お願いしていないのに訪問して、床下の点検を行なおうとする業者が存在します。
この場合は、ほぼ悪徳業者です。

その場でシロアリ駆除の契約を迫ってきますし、断ると調査費を請求してくる業者もいます。
シロアリ点検にきましたと言われても、絶対に家の中に入れないでください。

日本しろあり対策協会

公益事業を目的として活動する非営利団体「公益社団法人日本しろあり対策協会」に登録されている業者は、厳しい審査をクリアした高い技能と信頼がある優良業者です。
シロアリ駆除を依頼する場合は、日本しろあり対策協会に在籍している業者にしましょう。

施工前と施工後の画像をもらう

作業員が調査した際に、かならず床下の写真を撮影して、その画像をデータで転送してもらいましょう。
施工後も同様です。

写真が撮れない、スマホのバッテリーが切れてしまった、などと言い訳をする業者には絶対に依頼しないでください。

シロアリ対策は自分でも可能！

シロアリ駆除や予防を業者に依頼するとお金がかかるので、できれば自分で作業したいという方もいらっしゃいますね。
ここでは、自分でシロアリ対策する方法と必要になるアイテム、注意点をお伝えします。

シロアリ対策に必要なアイテム

【駆除の場合】
・つなぎ
・防塵マスク
・ゴム手袋
・長靴
・ライト（頭に取り付けるタイプとペンタイプ）
・メモ帳
・古いスマホやデジカメ
・養生テープ、養生シート
・業務用噴霧器、タンク、ホース（レンタルあり）
・土壌処理用薬剤
・木部処理用薬剤
・防腐防蟻剤

【予防の場合】
・つなぎ
・長靴
・ノコギリ
・カマ
・木部処理用薬剤
・設置型薬剤

シロアリ対策の手順

【駆除する手順】
1．床下に潜り、隅々までシロアリ被害をチェック
2．木材の周辺を養生シートで覆う
3．木材に防腐防蟻剤を散布
4．地面に土壌処理用薬剤を散布
5．片づけて作業終了

【予防する手順】
1．住宅周辺の段ボールなどのゴミを片づける
2．カマで草刈り
3．木材に木部処理用薬剤を散布
4．腐った木があればノコギリで切り、根も引き抜く
5．シロアリの通り道に薬剤を設置する

自分でシロアリ対策する際の注意点

まず第一に、無理だと判断した場合は、途中でも作業を中止して専門業者に相談してください。
床下で長時間作業していると体に大きな負担がかかります。

1時間に一度は10分程度の休憩を入れましょう。

まとめ

シロアリ被害の発生率は、15年を超えると10％、20年以上になると20％というデータがあります。
大切な財産でもあるマイホームが被害に遭わないように、しっかりと予防・対策してください。

また、今回紹介したポイントを踏まえて、悪徳業者に騙されないようにしましょう。

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