もし家の鍵を無くした場合、慌てずに心当たりがある場所を探したり、連絡したりしましょう。
また、賃貸であれば大家・管理会社に連絡し、今後は紛失しないよう対策を取ることも重要です。

本記事で解説する主な内容です。

・家の鍵が見つかる確率
・家の鍵を無くした時の対処法
・賃貸物件で鍵を新しくする際の注意点
・鍵の紛失を予防する方法

家の鍵が見つかる確率や紛失時の対処法、賃貸物件での注意点を紹介します。
また、鍵の紛失の予防法も解説しますので、ぜひお役立てください。

家の鍵を紛失するとどれくらいの確率で見つかる？

紛失した家の鍵が見つかる確率は、紛失した場所によって大きく異なります。
見つかる確率は70%とも30%ともいわれますが、状況次第と考えておきましょう。

特に見つかる確率が高いのは、紛失に気付いてからの時間が短いケースです。
紛失から1時間程度であれば、無くした鍵も簡単に見つけられる場合があります。

また、無くした場所が以下のいずれかの場合、かなりの確率で鍵を発見できます。

・自宅の中
・立ち寄ったお店・施設
・帰宅経路や通った道

外出前に気付いた時は自宅内を、帰宅後に気付いた時は来た道に戻ってみましょう。

一方、紛失からの時間が経つほど家の鍵が見つかる可能性は低くなります。
後述する方法で家の鍵を探し、見つからない時は速やかに交換しましょう。

確率を高めるために！家の鍵を無くした時の対処法

自宅の鍵を無くした時は速やかな対応が必要です。
慌てず冷静になり、以下の方法で対処しましょう。

心当たりのある場所を探す

家の鍵が無い時は、最初に心当たりがある場所を探してみましょう。
特に以下の場所は重点的に探してみることをおすすめします。

・バッグやポケットの中
・飲食店など立ち寄ったお店と施設
・帰宅時に通った道
・駅やバス停

まずはバッグやポケットの中を再度探してみましょう。
家の鍵は小さなサイズのものが多いため、隙間に入ってしまうことも少なくありません。

バッグやポケットを探しても見つからない時は、これまでに立ち寄ったお店・施設へ問い合わせましょう。
営業時間内であれば、直接足を運んで聞いてみるのもおすすめです。

帰宅する際に通った道を探したり、利用した駅・バス停付近を探したりすることも大切です。
このほか、心当たりがある場所をくまなく探してみましょう。

警察に紛失届を出す

家の鍵を紛失した場合、できるだけ早く警察に遺失届を提出しましょう。
遺失届を提出しておくと、家の鍵が警察へ届けられた際に連絡してもらえます。

遺失届は警察署や交番で提出することが可能です。
届け出の際には、紛失した鍵の特徴や紛失日時、場所などを記載する必要があります。

なお、家の鍵が見つかったと連絡があったら、3ヶ月以内に取りにいきましょう。
遺失物の保管期限は3ヶ月ですので、期間を過ぎると受け取れなくなる可能性があります。

関連する場所へ連絡

家の鍵を無くした時は、関連する場所への連絡もおこないましょう。
紛失物として保管されている場合もあるため、見つかる可能性があります。

特に連絡しておきたいのは次の場所です。

・利用したお店・施設
・バス・タクシー会社の窓口
・利用した駅・鉄道会社の忘れものセンター

利用したお店や施設はもちろん、バスやタクシー利用時は会社に問い合わせてみましょう。
紛失物として保管されている可能性があります。

また、利用した駅や鉄道会社の忘れ物センターへ連絡するのもよいでしょう。

鉄道会社の多くは、紛失物を保管するセンターや窓口を設置しています。
一定期間保管されますので、一度問い合わせてみましょう。

賃貸の場合は管理会社や大家に連絡

賃貸物件の場合、管理会社や大家に連絡して鍵を無くしたことを伝えましょう。
家の鍵を開けられない時は、管理会社のスタッフや大家が鍵を開けてくれます。

ただし、連絡する時間帯には気を付けましょう。
深夜・早朝は対応していない場合もあるため、連絡が取れない時は時間を改める必要があります。

新たな鍵を発注する

無くした家の鍵が見つからなかった時は、できるだけ早く新しい鍵に交換しましょう。
そのままにしておくと、鍵を拾得した第三者に自宅へ侵入される危険があります。

なお、鍵の交換費用は鍵の種類によって異なります。
防犯性が高い鍵や、複雑なものは費用が高くなるので注意しましょう。

賃貸物件で鍵を新しく発注する際の注意点

もし賃貸物件の鍵を無くした場合、鍵を交換する際は管理者の許可が必要です。
自己判断での交換はできないので気を付けしましょう。

管理会社や大家に鍵作成の許可を取る

賃貸物件の鍵を交換したい時は、必ず管理会社か大家の許可を取りましょう。
許可なく交換すると契約違反となり、原状復帰費用を請求されるおそれがあります。

賃貸物件は自分の所有物ではありません。
そのため、鍵交換時は管理会社や大家への連絡が必要です。

また、鍵の交換費用は入居者持ちとなります。
鍵の紛失は入居者に瑕疵があるため、自己負担が発生することを覚えておきましょう。

複数の鍵専門業者から見積もりを取る

管理会社か大家から許可を取ったら、複数の鍵専門業者に相談しましょう。
鍵の交換費用は業者によって異なるため、相見積もりを取って比較することが重要です。

ただし、物件によって選べる鍵の種類は異なります。
また、管理会社・大家が業者を探してくれるケースもあるため、事前に聞いておきましょう。

家の鍵を無くさないための予防策

家の鍵の紛失を防ぐには、日頃からの対策が重要です。
グッズを活用したり、保管方法を決めたりして鍵の紛失を予防しましょう。

スマートロックの導入

鍵を持ち歩きたくない方は、スマートロックを取り入れてみるのもよいでしょう。

スマートロックは、スマホやタブレットを使って操作できる鍵の総称です。
一般的なシリンダーロックとは違い、端末・アプリを使って鍵を開閉できます。

スマートロックを導入すれば、鍵を持ち歩く必要がありません。
ただし、鍵を操作する端末が必須ですので、スマホなどの紛失には注意が必要です。

家の鍵にキーホルダーをつける

鍵にキーホルダーを付けておくのもよいでしょう。
大きく目立つようにしたり鈴の音が鳴ったりすれば、落とした際にすぐ気が付きます。

また、GPS機能が搭載されたスマートタグもおすすめです。
専用アプリで位置を教えてくれるため、鍵を落としてもすぐに発見できます。

ただし、スマートタグは電池を使うものがほとんどです。
電池が切れると意味をなさないので注意しましょう。

鍵の保管場所を定める

鍵の保管場所を決めておくのもよいでしょう。
保管場所を明確にしておけば、鍵を紛失するリスクを低減できます。

なお、自宅の外に鍵を保管するのは避けましょう。
もし第三者に見つかってしまった場合、保管してある鍵で侵入されるおそれがあります。

いずれにせよ、鍵を保管する場所は必ず屋内と決めておきましょう。

家の鍵を無くした時のよくある質問

以下では、家の鍵紛失に関連した質問・回答をご紹介します。

家の鍵を無くした時に保険は利用できる？

家の鍵を無くした場合、火災保険を利用できる可能性があります。
鍵の解錠や交換に対応しているケースもあるため、保険会社に相談してみるのもおすすめです。

ただし、火災保険の適用可否は補償内容によって変わります。
補償される場合もあれば、対象外のケースもあるので気を付けましょう。

また、鍵の紛失は対象外だったり、鍵開けのみ無料だったりする場合もあります。
個々の補償内容次第ですので、保険会社へ確認を取ってみましょう。

家の鍵を無くした時に悪用される可能性は？

家の鍵を紛失した場合、第三者に悪用される可能性もゼロではありません。
鍵を交番などに届けてくれる方がほとんどですが、悪用されるリスクもあると考えておきましょう。

持ち家・賃貸に関わらず、鍵を紛失した際は新しいものへの交換がおすすめです。
交換後は落とした鍵が使えなくなりますので、誰かに悪用される心配もありません。

家の鍵を無くしたら早めに連絡しよう！

家の鍵を無くした時は焦ってしまうかもしれませんが、紛失時は冷静な対応が求められます。
心当たりのある場所を探し、警察に遺失届を提出しておきましょう。

賃貸物件の場合は管理会社や大家への連絡も必要です。
連絡した後は鍵交換の許可を取り、専門業者に鍵を交換してもらいましょう。