【2024最新】世田谷区で戸籍謄本と戸籍抄本をとる方法<郵送も可能>

「戸籍謄本と戸籍抄本のどちらが必要ですか?」

と聞かれて、即座に答えられる人はほぼいないのではないでしょうか。実際に戸籍謄本と戸籍抄本のちがい、使用目的によってどちらを選択すべきかを、ご存じの方はとても少数だと思います。

ここではそれらのこと、世田谷区役所での請求の仕方までを詳しくご説明していきます。

まずは目次からご覧ください。

戸籍謄本と戸籍抄本の違い

下記の表にその違いをまとめました。

 

別名称

記載内容

使用目的

戸籍謄本

戸籍全部

事項証明書

その戸籍に入っている全員分の事項

・結婚、離婚

・本籍や氏名の変更

・養子縁組・離縁

・家族が亡くなったとき

・遺産相続など

戸籍抄本

戸籍個人

事項証明書

その戸籍に入っている一個人の事項

・パスポート取得、更新

・年金の受給

・生命保険の請求など

パスポートの取得、更新は、例えばご家族でお手続きする場合は、ご家族全員の記載がある「戸籍謄本」の方が便利です。

その他、その時の状況によって違いがありますが、戸籍謄本や戸籍抄本の提出を求められた場合には、「戸籍謄本と戸籍抄本のどちらが必要か」と相手に確認することが一番の近道ですね。

世田谷区で戸籍謄本を直接窓口で請求する方法

さて世田谷区では、直接窓口で請求する方法と、郵送にて請求する方法の2通りがあります。

戸籍は本籍地のある市区町村でしか発行してもらえないため、遠方に住んでおられる方は郵送が便利ですね。そして平日のみの窓口開設で、土日祝日、年末年始は行っていません。平日が難しいという方も郵送での手続きをおススメします。

世田谷区の受付窓口と受付時間

戸籍全種類の証明書を取り扱う総合支所

世田谷総合支所くみん窓口戸籍担当(区民課戸籍係)
世田谷区役所第3庁舎内

北沢総合支所くみん窓口戸籍担当(区民課戸籍係)

玉川総合支所くみん窓口戸籍担当(区民課戸籍係)

砧総合支所くみん窓口戸籍担当(区民課戸籍係)

烏山総合支所くみん窓口戸籍担当(区民課区民・戸籍係)

各総合支所の受付時間

平日 月曜日~金曜日 午前830~午後500

土日祝日、12/291/3は開設していません。

戸籍の一部証明書を取り扱う窓口

戸籍謄本、戸籍抄本、身分証明書、戸籍附票の写し、不在籍証明書のみの発行。戸籍の除籍証明書、戸籍の届出は行っていません。

太子堂出張所

経堂出張所

用賀出張所

烏山出張所

二子玉川出張所

各出張所の受付時間

平日 月曜日~金曜日 午前830~午後500

土日祝日、12/291/3は開設していません。

戸籍謄本、戸籍抄本を請求できる人

本人もしくは戸籍に記載のある方、また直系の親族

叔父叔母、配偶者の父母祖父母、兄弟や子の配偶者は含まれません。

代理人も可能ですが、委任状が必要です。ちなみに身分証明書の請求は、本人以外は委任状が必要です。

委任状ダウンロード

委任状記入例

戸籍謄本取得時に準備するもの

まず受付窓口に出向く前に、準備しなくてはならないものがあります。

○本人確認書類 運転免許証やパスポートなど、官公署発行の写真付きのものは1つ、 

 そうでない健康保険証や年金手帳など写真がないものは2つ必要

  代理人の場合は、代理人の本人確認書類、上記と同様

○委任状 代理人の場合のみ

○総合支所戸籍係・出張所用申請書

  ※下記よりダウンロードできます。窓口にも申請書の用紙はありますので、その場で記入しても大丈夫ですが、事前にどんな項目を記入するのかだけでも確認しておくとよいでしょう。

○本籍地と戸籍筆頭者

本籍地は通常の住所とは表記が異なります。そして戸籍筆頭者の氏名が必要です。大体は父親が戸籍筆頭者になっていると思いますが(亡くなっている場合でも戸籍筆頭者になります)、そうでない場合もありますのでご注意ください。

総合支所戸籍係用申請書(表)ダウンロード

総合支所戸籍係用申請書(裏)ダウンロード

出張所用申請書(表)ダウンロード

出張所用申請書(裏)ダウンロード

○手数料

戸籍謄本・抄本(戸籍全部・個人事項証明書) 1通 450

戸籍謄本を郵送にて請求する方法[世田谷区]

世田谷区の申請書類の送り先

154-8504 東京都世田谷区世田谷4-22-33

世田谷区世田谷総合支所 戸籍係 郵送担当

☎ 03-5432-2829(郵送請求問い合わせ専用) 

  問い合わせ時間 平日 午前900~午後500

           土日祝日、12/291/3は受付していません。

郵送するもの

○申請書

郵送請求用申請書(表)ダウンロード

郵送請求用申請書(裏)ダウンロード

郵送請求用申請書記入例

※または便箋などに上記申請書の必要事項を記入したものでも可能です。

 

○本人確認書類の写し

運転免許証または健康保険証の写し(住所がわかる裏面もコピーする)

※パスポートは不可です。

 

○手数料

戸籍謄本・抄本(戸籍全部・個人事項証明書) 1通 450

※必要な分の定額小為替(ていがくこがわせ)を郵便局にて購入し、同封します。

定額小為替の発行手数料は1枚につき100円です。(50円~1,000円までの12種類。450円もあります。)

 

○返信用封筒

返信用封筒に必ず送料分の切手を貼ってください。返信先は申請者の現住所と氏名を記入してください。

本籍地がわからない時の対処法

先ほども本籍地は住居表示のものとは異なることを述べましたが、正確な本籍地なんてわからないっていう時はどうしたら良いでしょうか。そんな時の対処法を下記に挙げてみました。

  1. 親兄弟、親戚に尋ねる
  2. 昔の運転免許証で確認 ※現在のものは本籍地は記載されていません
  3. ICチップ入りの運転免許証で近くの警察署、運転免許証更新センター、運転免許試験場で「IC免許証記載内容確認装置」を使用する ※ただし暗証番号が必要 
  4. 本籍地記載の住民票をとる
  5. 区役所に相談する

一番確実なのは3か4ですが、4は手数料がかかります。5は市区町村にや担当者さんによりますが、一度事情を話して相談してみましょう。(ちなみに筆者の田舎では、正確な番地がわからなかったのですが、相談したら調べてくれて解決しました…!)

まとめ  

以上、戸籍謄本・抄本の請求の仕方をまとめてみました。戸籍というものの内容を見てみると、なかなか興味深く、目に見えない繋がりみたいなものを感じさせる何かがあります。一度じっくりとご覧になり、そういうものを感じ取ってみるのも良いですよ。

マチしる編集部3号

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